コラム
【マンガ】色鉛筆には「ブラック」しかない
カラフルなのに「黒い芯」だけ?
advertisement
10秒で読める「マンガで雑学」のお時間です。今回のテーマはこちら。
色鉛筆には「ブラック」しかない
解説
鉛筆の芯の硬さは「H」「B」といったアルファベットで表され、「H」は「HARD(硬い)」の頭文字に由来します。では、「B」は何の頭文字でしょうか。「硬い」の反対で「柔らかい」を意味する英単語……と言いたいところですが、正解は「BLACK(黒い)」。
というのも、鉛筆の芯は黒鉛と粘土でできており、粘土の割合が多ければ多いほど硬く、そして、色が薄くなります。反対に、黒鉛が多いと柔らかくて色が濃い芯になるので、「硬い」か「黒い」かという対比が成り立つわけです。
advertisement
さて、この鉛筆の硬度表現を、色鉛筆に当てはめるとどうなるのでしょうか。色鉛筆には「硬質」「中硬質」「軟質」という3段階の硬度が設けられていますが、これらは鉛筆でいうところのB~10Bに相当(芯の減り方で比較)。つまり、「色鉛筆には、『ブラック』という硬度の芯しかない」ということになります。鉛筆の「H」「B」から生まれてしまった、ちょっとややこしいお話でした。
- 参考:えんぴつのナゾを解く、色鉛筆に硬度はないのか(三菱鉛筆株式会社)
- 「マンガで雑学」記事一覧
関連記事
「40-32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。「カニミソ」はカニの何なのか?
カニミソって何だ? 脳ミソか? 僕は何を食べようとしているのだ?漢字の「一」「二」「三」の次がいきなり「四」になるのはなぜなのか?
なんで横棒4本じゃないの?1ヶ月の「ヶ」は小さな「ケ」ではなかった?
まぎらわしい。【マンガ】リュックについている「ブタの鼻」の正体は?
「ブタ鼻」でいいよ、もう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.