連載
都市伝説「ムラサキカガミ」をまだ覚えているけど生きています、という話
二十歳まで覚えていると死ぬ……?
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ライター:斎藤充博
インターネットが大好きで、ウェブ記事を書くことがどうしてもやめられない指圧師です。「下北沢ふしぎ指圧」を運営中。
連載:マイクロメモリーズ
1982年生まれの筆者が、人生を通じて出会ってきた物たちの「みょうに細かい超個人的な思い出」をマンガで振り返ります。
「ムラサキカガミ」という都市伝説をご存じでしょうか。90年代の子ども達の間で語られていたもので「二十歳までに『ムラサキカガミ』という言葉を覚えていると死亡する」(いろいろなパターンあり)というもの。
当時子どもだった私は、この都市伝説を怖がっていました。
もちろん「ムラサキカガミ」は都市伝説や怪談に過ぎません。私は二十歳の誕生日前にふとこの話を思い出したのですが、(もうさすがにその頃は怖くはなかったです)今でもピンピンしています。
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「赤い沼」というのもありました。これも全く同じで「二十歳までに覚えていると死ぬ」というもの。色+名詞というパターンは何か想像力をかき立てる物がありますね。
さて、このマンガを描くためにインターネットで検索していたら、興味深い物が出てきました。それは「紫の亀」。比較的最近出てきたもののようで、同じようにこの言葉を二十歳までに覚えていると死ぬという話です。
これはひょっとしたら「ムラサキカガミ」が口承で語り継がれるうちに「紫の亀」になまったのではないでしょうか? 「紫の亀」だとアマゾン川流域あたりにいそうな、エキゾチックな雰囲気。飼ってみたい。
それにしても、こんな風に都市伝説を冷静に見られるのも大人になったからこそ、という気がします。当時は怖かった!
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