コラム
【マンガ】仕事少ねえええ!! 出番が少な過ぎて消えた江戸時代のお仕事「公人朝夕人」
採用人数は1人(世襲)。
advertisement
できることなら、楽な仕事でお金をもらいたい!―― 「全人類の夢」と言ったら大げさかもしれませんが、こう思っている人は少なくないはず。
実は、江戸幕府には「究極の閑職」と形容されるほど、仕事量が少ない「公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)」という役職があったとか。一体、どういうお仕事なんです?
解説
江戸時代には、将軍の食事の用意、体調管理など身の回りの世話をするさまざまな仕事がありました。代々、土田氏が世襲していた「公人朝夕人」もそのうちの1つなのですが、仕事内容は「将軍が上洛して皇居に参上するときなどに、おしっこを入れる筒状の容器をもって同行し、将軍が尿意を催したらそれを差し出す」というもの。一言で言うなら、「ポータブルトイレ持ち運び係」といった感じでしょうか。
advertisement
当時の正装ではトイレで用を足すのが難しかったため、誰かに手伝ってもらう必要があったのではないかといわれていますが、国立公文書館によると「実際に仕事をしたのは江戸初期の数回だけ」という仕事量の少なさ。出番が全くと言っていいほどなく、江戸時代中期には“名ばかり役職”になっていたそうです。
おまけマンガ
他にもある! こんな雑学
- 「マンガで雑学」記事一覧
advertisement
関連記事
「妹は俺の娘」は法律上可能である。○か×か?
嫁は無理でも。どうして「10.5ポイント」? Wordのデフォルトフォントサイズが半端な数値になった理由
Microsoftのミスではありません。「40-32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。まったく読めねェ! 「山梨県にしかない漢字」が存在する
正体不明の幽霊漢字とは……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.