ボタン1つであおり運転を「通報」 緊急時SOSボタン付きの軽、日産「新型デイズ」発売(1/2 ページ)
ハヤりの“顔が厳つめ”モデルも。
日産自動車は3月28日、緊急時自動通報システム「SOSコール」を軽自動車に初搭載した新型「デイズ」を発表。全国で販売を開始しました。
デイズは三菱自動車と共同開発で2013年に登場した軽トールワゴン車種。シャシー設計を共通とする兄弟車に「eK」シリーズがあります。6年ぶりのフルモデルチェンジとなる今回の2代目は、軽トールワゴンとしての室内空間や経済性とともに、「軽自動車初搭載」となる2つの安心機能を新たに盛り込みました。
1つ目は緊急通報システム「SOSコール(ヘルプネット)」。交通事故や急病などの緊急時、あるいは「あおり運転をされている」など事故の危険があるときに、専門のオペレーターに車内から通報できる通信機能が備わります。事故が発生したら自動的に通報、または車内上部に備えた専用ボタンで手動通報ができます。通報後、オペレーターが車両から得られたGPSなどの情報をもとに状況を把握し、消防や警察への連絡、緊急車両の手配などを行ってくれます。
2つ目は渋滞走行や長時間の巡行走行の負担を低減する安全運転走行支援機能「プロパイロット」モデルの追加。アクセル、ブレーキ、ステアリングの操作を車間距離や車線などの道路状況を読み取って制御することで安全な運行を支援します。日産はプロパイロットの技術を活用し、旅館のスリッパや座布団が自動的にあるべき位置に戻る(関連記事)、会議室のいすが自動整列する「INTELLIGENT PARKING CHAIR」(関連記事)、座っていれば自動で行列が進む超便利な待ち合い席「プロパイロットチェア」(関連記事)なども開発しています。
デザインも幅広い利用シーンや需要に合わせて、スポーティーモデル「ハイウェイスター」とスタンダードモデル、子会社オーテックによるカスタムデザイン版「ボレロ」と3パターンを用意します。ハイウェイスターは近年増えている「ちょっとワイルドな厳つめフェイス」がポイント。マルチレフタイプLEDを2段配列した“つり目”なヘッドランプやクリスタルカット+3Dメッシュグリルを採用します。
カラーバリエーションはツートン4種類、単色13種類の全17種類。燃費性能はWTLCモードでリッター21.2キロ。価格は最低廉グレードの「S」で127万3320円(税込、以下同)から。最上位のハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション(4WD)で177万8760円です。
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