DBS Superleggeraに007モデルが登場 名作「女王陛下の007」のボンドカーをオマージュ(1/2 ページ)
価格は30万007ポンド(!)。超スマートにボンド気分を味わえそうです。
英国の高級車メーカー、アストンマーティンは5月22日(現地時間)、映画「女王陛下の007」のボンドカーに敬意を表した特別記念車「OHMSS DBS Superleggera」を発表しました。
OHMSS DBS Superleggeraはアストンマーティンの最上位モデル「DBS Superleggera」をベースにしています。OHMSSは、映画の原題「On Her Majesty’s Secret Service」の頭文字。5.2リッターのV型12気筒ツインターボエンジンをフロントに備え、725馬力の最大出力、91.77kgf-m(900Nm)の最大トルクを発生します。
最高速度は時速340キロ。停止から時速100キロまで3.4秒で加速し、さらに4速固定とした同80~160キロ加速も4.2秒で到達する爆発的な中間加速性能を実現する怪物マシンです(関連記事)。
「女王陛下の007」は1969年に公開された007シリーズの第10作(関連記事)。初代ボンド役のショーン・コネリーに次ぐ2代目として本作1回のみ出演したジョージ・レーゼンビーのボンドであり、唯一ボンドが結婚するストーリーであること、そしてメインのボンドガールが初めて死亡することなどで知られる名作です。
今回のOHMSS DBS Superleggeraは、作品公開50周年を記念したもの。モデルはもちろん劇中のボンドカー「DBS」です。
ボディーはDBSと同じオリーブグリーン。さらにフロントグリルも6本の水平線で構成した特注品に変えられています。そのためか、攻撃的な迫力バリバリな通常のDBS Superleggeraに対して、OHMSS DBS Superleggeraは迫力こそはそのままに、気品もあるように感じます。
内装は黒と赤を基調に、こちらも品良く構成してあります。サイドシルには「007」「OHMSS」「DBS」の各ロゴを刻印したプレートを装着します。
さらにOHMSS DBS Superleggeraは、オプションとして特別ドリンクケースを用意します。このドリンクケースには2本のシャンパンと4本のグラスを収容可能。急に美女に出会ったときのためにあるのでしょう……。
価格は30万007ポンド(約4170万円)で、2019年第4四半期にデリバリー開始予定。ボンド気分をこれ以上なく味わえそうな1台ですね。
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