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「“MVの人たちがステージに現れた”という感覚」 グランジ遠山大輔が語る「黒い羊」武道館パフォと欅坂46愛【後編】遠山大輔インタビュー特集(2/2 ページ)

白い羊 なんて僕は絶対なりたくないんだ。

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武道館公演で圧倒的なインパクトを放った「黒い羊」

――藤吉さん、確かにダンスがすごかった印象があります。遠山さんは東京公演を象徴する1曲は何だったと思いますか。

遠山それはもう「黒い羊」ですね。「アンビバレント」終わりで客電がつかなくて、「あれ、なんか来るぞ……?」という感じではあったんですが、いきなりスクリーンに「これは見たことのある構図だな」「赤い彼岸花らしきお花が敷き詰められているところに横たわる平手友梨奈」という映像が映し出されて。メンバーが入ってきて客席がざわざわしだして、そこにSEの「ざわざわ」も加わって、「来る。本当に来る」っていう感じで始まったのまでは覚えているんですけど、正直そこからハッキリした記憶がないんですよね。

欅坂46 『黒い羊』

 覚えているのは、「メンバーがMVの衣装を着てやってきた」という感じではなくて、「MVに出演していた人たちがステージに現れた」っていう感覚です。友梨奈ちゃんじゃなくて“僕”だったし、踊りも全員でそろえているっていうよりは「そろっちゃってる」というか。

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 「全部僕のせいだ」も「来るぞ」っていう感じで覚悟していたのですが、「全部」のところはすごくかすれた声で。でも涙を浮かべながら表現している“あの子”だったら、確かにあぁいう声になっちゃうだろうなって思いましたし。とにかくMVから抜け出てきたみたいでした。

 あと最後に彼岸花を受け取った小林由依さんが、「もうこれを投げてやろうか」っていうような表情を見せていて、でもそれをグッとこらえて引き寄せるという葛藤した姿を見せていたのは印象的でした。

 勝手な解釈ですが、最後の舞台セットの砂時計に彼岸花を手向けるっていうのは、肉体はいつか滅びるときが来るけれども、魂は生き続けるし、受け継がれていく――っていうことなのかなと理解しました。だから最後に友梨奈ちゃんこと、“僕=あの子”が涙を一筋流したのは、“うれしい涙”なのかなと感じました。

――最後に大阪-東京の両公演を通じて感じたことを教えてください。

遠山これはまず大阪だけが決まっていたからあの明るい演出・セトリになって、そのあとに武道館が決まったから対となる構成・演出にしようということなのか。元から武道館も決まっていて、西と東で1つにしようとなっていたのか。そこがどういう流れでああなったのかがすごく気になっています。やっぱり後の方にあのセトリを持ってきたってことはやっぱり、そっちが欅坂46の神髄なのかな。とかいろいろとあらためて考えさせられましたね。

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 でも本当にね、言葉にして伝えられないんですよねこの感情。「今まで見たことのないものを見た」って、こういうことなんでしょうね。アニラを終えた今、とにかく「これから欅坂46がどうなっていくのだろう」と楽しみな気持ちしかありません。そして最後に一言言わせてください!

――どうぞ!

遠山運営の今野さ~ん! 円盤化の件、引き続きお待ちしていますんで、よろしくお願いしま~す……!


取材後記

 最強の欅坂46ファンとの呼び声高い遠山さん。忙しいお仕事の合間を縫って、なんと4.5時間もの間欅坂46への思いを語ってくださいました。

 そんな遠山さんにお話をうかがうたびに、新たな魅力に気付けたり、発見があったりと欅坂46がもっともっと好きになっていく感覚がありました。そしてこんなに熱い人と同じグループを応援できていること自体が素敵だなと感じました。今後もSKM21では欅坂46に関する取材・記事執筆を続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします! そして全国の欅ヲタのみなさん、今年の夏は“共和国で会いましょう”……!

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お願いしてもいないのに私物の“おでんペンライト”を持ってきた遠山さんと、頼んでいないのに私物の“アニラタオル”を持ってきたSKM21メンバー。最高かよ

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(文・取材:Kikka,取材:SKM21

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