今夜最終回「ストロベリーナイト・サーガ」菊田(亀梨和也)がまさかの結婚 玲子(二階堂ふみ)への思いはこのままで終わってしまうのか?
菊田「俺は結局最後まで主任のことがわかりませんでした。あまりにも心のあり方が違う気がして」
二階堂ふみ主演 「ストロベリーナイト・サーガ」 (フジテレビ系列・木曜よる10時~ )第10話。原作は誉田哲也の小説「ブルーマーダー」(姫川玲子シリーズ6作目)。小説では「インビジブルレイン」から1年2カ月後の物語だ。
7話からの「インビジブルレイン」で姫川班は解体。9話アンダーカヴァーでは玲子以外全て新キャラ。そしてブルーマーダーでは再び菊田、ノリ、保、國奥先生、井岡、ガンテツらが登場した。
新婚菊田は未練タラタラ?
「和さん起きてよ。ほら朝だよ。おはよ」
菊田ってば! 結婚したの、うそ、まじで!? と驚いた視聴者も多かったはず。原作や竹内版を通ってきたファンにとっては「ついにやってきたか……」かもしれない。ショートボブの目のぱっちりした年下がタイプなのか、未練なのか。
別のシーンで「俺は結局最後まで主任のことがわかりませんでした。あまりにも心のあり方が違う気がして」と玲子について話す菊田。やっぱり未練タラタラに見える(新婚のパートナーからしたら相当ムカつくぞ?)。
謎の存在ブルーマーダー
さて今回の事件。池袋のビルで暴力団組組長の河村丈治(湯江タケユキ)の遺体が見つかったところから始まる。捜査が進展しない中2人目、3人目、4人目の被害者が出てしまった。残忍な手口はどれも同じで全身の骨を砕いている。
聴き込みをする中で玲子と生活安全課の江田(久保田創)は「ブルーマーダー」のウワサを聞く。池袋でその名は轟いており、すでに裏社会の人間が何人も殺されているというのだ。上司の東尾(宮川一朗太)は都市伝説的だと言うが……。
玲子らの知らないところで笹塚署の下井正文警部補(陰山泰)がブルーマーダーを追っていた。ブルーマーダー=木野一政(要潤)はもともと警察官。退職後は下井を信じてスパイになり、暴力団に潜入したという。しかし誰かが「俺を売りやがった」ことから、木野は半殺しの目に合ったそうだ。この一連の事件は自分を売った人間を探すためのものだったのだ。木野は下井を殴り、ガンテツと銃撃を交え、ホテルから逃走する。
その頃、菊田は別の事件を追っていた。場所は池袋。嫌な予感しかしない。
第1話「ストロベリーナイト」と最終話の「ブルーマーダー」、いくつかの共通点が散りばめられている。ともに事件の舞台は池袋。都市伝説と思われたモチーフが実在したこと(「ストロベリーナイト」では、インターネットで噂になっていた殺人ショー)、連続殺人、主犯が警察関係者(「ストロベリーナイト」では警察官、「ブルーマーダー」では元警察官)。そして、双方でガンテツが指摘する玲子の「ホシと似た思考回路」(ここたぶん重要)。
「ストロベリーナイト」では実行犯エフに同情を寄せた玲子だったが、「ブルーマーダー」では玲子はどういう反応をするのか。今夜の放送を楽しみに待つ。
これまでのストサガ
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