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【公道は走れません】トヨタ、レース専用車「GRスープラ GT4」を発売 2020年開始(1/3 ページ)

内装のマシマシカーボン感すごい。

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 トヨタ自動車のレース部門TOYOTA GAZOO Racingは7月4日、プライベーター向けレース仕様車「GRスープラGT4」の販売を2020年に開始すると発表しました。


GRスープラGT4(写真:トヨタ自動車、以下同)

 GRスープラGT4は、2019年5月に発売した新型スポーツカー「GRスープラ(A90型)」(関連記事)をベースにしたGT4カテゴリー準拠のレース仕様車です。ボディーサイズは4460(全長)×1855(幅)×1250(高さ)ミリ。パワートレインは市販車最上位グレードと同じ3リッターの直列6気筒ターボにスポーツATの組み合わせ。駆動方式はFRです。

 そして、市販車からさらなる軽量化が図られ、ロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウイング、シート(FIA準拠のフルバケット型)などのレース専用部品を備えます。今回、タイヤのピレリ、オイルのラベノール、エキゾーストシステムのAkrapovicが技術パートナーになることも明らかになりました。

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ロールケージやリアウイングなど、レース専用パーツを装着済み

アクラポヴィッチ製マフラーを搭載

カーボンパネル丸出しの萌えるコックピット

 GT4は、近年コストが高騰し過ぎた上位カテゴリーのGT3に対して、市販車ベースのレース仕様車をプライベーターやアマチュアが購入し、比較的低コストに各種レースへ参戦できるカテゴリーとして注目が高まっています。

 例えば欧州のGT4ヨーロピアンシリーズやニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)、米国のIMSA Michelin Pilot Challenge、日本のスーパー耐久シリーズなど世界各国に参戦できるレースがあり、メルセデスAMG、ポルシェ、BMW、アウディ、アストンマーティン、マクラーレンなど、各国の自動車メーカー各社もGT4向けマシンを用意しています。ワークスチームとしてメーカー自身が参戦するわけではありませんが、メーカー名や車名を挙げた市販車ベースのマシンなだけに「どこが強いか」「どれが勝ったか」の結果は重要。メーカーとしても「負けられない戦い」であり、また「格好のアピールの場」にもなります。

 新型のGRスープラは米国のNASCAR(関連記事)やドリフト競技のD1グランプリ(関連記事)、2020年から日本のSUPER GTのGT500クラス(関連記事)などさまざまなレースに続々参戦。さらにGT4マシンも用意することで「世界中のサーキットでGRスープラが戦っている姿をファンに楽しんでいただきたい」としています。

 価格と詳細仕様は2019年内の発表を予定。参考までに市販車のGRスープラ RZは690万円から。他社のGT4マシンは1000万円台半ばから2000万円ほど、メルセデスAMG GT4は約2600万円でした。


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