ニュース

通常5万円の商品がたった5000円? Amazon.co.jpの「ブラックフライデー」、一部セール商品に「二重表示ではないか」との指摘 Amazonに対応聞いた

Amazon.co.jpによれば「すでに対応済みです」とのことですが……。

advertisement

 Amazon.co.jpで11月22日からスタートしたセールイベント「ブラックフライデーセール」ですが、一部のセール対象商品について、Twitterで「通常価格を引き上げて値引き感を演出しているのではないか」といった指摘が寄せられています。Amazon.co.jpに問い合わせたところ「すでに対応済みです」との回答があり、当該商品は現在は削除されています。

編集部側で確認した商品の1つ(現在は削除済み/加工は編集部によるもの)
82%OFFと大幅な値引きをうたっていましたが……

 問題となっていたのは、ワイヤレスイヤフォンをはじめとする複数の商品。例えばある商品の場合、通常価格3万9999円のところ、セール特価だと3万6600円引き(92%OFF)の3399円で販売されていましたが、調べてみると同じ商品が過去、数千円~1万円ほどで販売されていた形跡が。もしもセールに合わせて「通常価格」を釣り上げ、大幅値引きを装っていたのであれば、これは景品表示法が禁止している「二重価格表示」にあたる可能性があります。他にも調べてみると、中には通常5万2999円の商品が、4万8000円引き(91%OFF)の4999円で販売されていたケースもみられました。

 こうした販売方法について、Amazon.co.jp側は認めているのでしょうか。編集部が問い合わせたところ、次のような回答がありました。

advertisement

お問い合わせいただいた件については、すでに対応済みです。
価格については、販売事業者様はご自身で出品商品の価格を設定されており、Amazonは、サイトを常に監視しながら、規約に反している商品を適宜削除しています。
Amazonは、今後とも、お客様により良いお買い物体験を提供できるよう、サービスの向上に努めて参ります。

 Amazon.co.jpによると、表示価格については販売事業者自身が設定しているものの、Amazon側でも規約に反している場合は適宜削除しているとのこと。また、編集部が20時時点で再度確認したところ、問題となっていた商品のほとんどが削除されていました(タイムセール期間が終了した、あるいは在庫分が完売した可能性もあります)。

 Amazon.co.jpでは以前から同様のケースがしばしば指摘されており、2017年には消費者庁から「実際の販売価格が当該価格(参考価格のこと)に比して安いかのように表示していた」と、景品表示違反に基づく措置命令を受けていました(関連記事)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
  10. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生