雑誌で見たアイツがなぜ!? 魔改造爆速ワゴン「GT-R R33 スピードワゴン」が海外で発見される(1/2 ページ)
最新GT-Rより安く買えちゃう。
R33型スカイラインGT-Rをステーションワゴンに魔改造した「GT-R R33 スピードワゴン」が海外で中古車として売りに出され、話題になっています。
この奇抜なスタイルのクルマは、R33型デビュー直後の1995年にある雑誌の企画で作られた1台限りのカスタムマシンとみられています。前から見ると普通のR33、後ろ姿は往年の「パルサーEXA」のような3ドアシューティングブレークという独特の出で立ちに仕上がっています。“クーペ風”フォルムのクルマが増えた今、改めて見ると意外としっくり来るかも。
R33 スピードワゴンを作った雑誌とは、日本のチューニングカーシーンをけん引してきた「OPTION」。大阪のチューニングショップ「トライアル」が製作したマシンです。
ただワゴン化するだけではなく走りも徹底的に仕上げました。当時の誌面では筑波サーキットでのタイムアタック、今はなき谷田部高速周回路での最高速テストにも挑んでいます。イロモノかと思いきや、最高速度は時速304.8キロと正統派チューニングカー顔負けの記録を叩き出しています。
目撃情報によれば、R33 スピードワゴンは2018年頃まで日本で走っていたようですが、現在はフロリダやグアテマラに店舗を展開する「VISTEC R IMPORTS」で次のオーナーを待っています。
南国っぽい異国の地で撮られた出品写真を見る限り、日本で最後に目撃された頃の姿と大きく変わってはいない様子。独特のスタイルは健在で、HKS製タービンにエンドレスのブレーキキャリパー&ローター、ナルディのステアリングに砲弾型マフラーなどなど、当時の最先端チューニングカーの面影を残しています。価格は8万5000ドル(約931万円)、一点物の希少車としては手が届かなくはない値段です。
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何がそこまで駆り立てたんだ。そういえばなんで「ハコスカ」なの? ケンメリ、ジャパンなど、歴代「スカイライン」の愛称が生まれたワケ
当時を知らないと意外と新鮮かも。
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