マスタングの伝説グレード「マッハ1」が17年ぶりに復活 5リッターV8、480馬力のマッスルパワー(1/3 ページ)
「マッハ1」って響きだけでかっこいい~。【写真80枚】
米国フォードは6月16日(現地時間)、スポーツクーペ「マスタング」の高性能グレード「マッハ1」を発表しました。
マスタングは、1964年に登場した米国車を代表するマッスルスポーツカーの1つ。その中でもマッハ1は、1969年に登場した2代目マスタングのスポーツグレードとして登場し、ロングノーズのマッスルボディー、大排気量でズドンと大パワーのV8エンジンで人気を博しました。
その特徴を買われ、映画「007 ダイヤモンドは永遠に」や「バニシング in 60」などの劇中車として登場、日本でも栃木県警察が高速道路交通警察隊のパトカーとして本当に採用(1973~84年に使用)したことでも知られます。
この数々の伝説があり、当時の人の思い入れも強いマッハ1が17年ぶりに復活。標準モデルのマスタングとハイパワーモデルのシェルビーマスタングの中間ニーズを埋めるマッスルグレードとしてラインアップに加わります。
往年のマッハ1を連想させるボンネットやボディーサイドのストライプデザイン、インテリアにもステッチ入りレザーシートや白いキューボール型のシフトノブなどを用い、当時のクラシックでマッチョな雰囲気を醸す演出を設けます。
パワートレインは、5リッターV8エンジンに6速MTか10速ATの組み合わせ。チューニングモデル「シェルビーGT350」のパーツを用い、最大出力480馬力(353kW)、最大トルク58.1kgf-m(570Nm)を発生します。
発売は北米市場で2021年春を予定。価格は2020年6月現在未定。参考までにマスタングのベーシックモデルは3万5880ドル(約383万円)から、マスタング シェルビーGT350は6万440ドル(約645万円)からで、その間の価格帯と予想されます(日本市場の正規販売は予定なし)。
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「フォード・マスタング」をベースとした、当時の最速チューニングカー。
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