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「変異種」の誤用やめて 日本感染症学会、新型コロナ「変異株」の報道めぐり報道機関に呼びかけ

正しく用語を用いてほしいと呼びかけています。

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 日本感染症学会は、英国で出現した新型コロナウイルスの「変異株」をめぐる報道において、一部報道機関で「変異種」との誤用が見られると指摘。報道機関に向けて正しく表記するよう呼びかけています


声明文

 同学会の説明は、生物に突然変異が発生して遺伝情報が一部変化した際に、新しい性質を持った子孫ができた場合に、この子孫のことを変異“株”と呼称。変異株は、一部の性質が変化しているが、もともとの生物の種類は変化していないと述べています。

 今回の変異株についても、感染力が強くなったという性質の変化はあるものの、元のウイルスの基本的特性はほとんど引き継がれており、依然として「新型コロナウイルス」のままなので、変異“株”と呼称すべきとしています。

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 「誤った知識は、些細なものであってもしばしば誤解を生じ、差別や偏見につながっていくものもあります。ましてや科学的専門用語については、たとえ1文字の違いであっても、大きく意味がことなることがあり、より一層の注意が必要です」と同学会。国民の科学リテラシーを正しく引き上げるためにも、正しく用語を用いてほしいと呼びかけています。

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