N-BOXで月2万9194円から 新車のサブスク、ホンダも開始「楽らくまるごとプラン」登場(1/2 ページ)
コミコミで新車に、7年プランは契約後「無償譲渡」も。
本田技研工業(ホンダ)は5月25日、新車を月単位の定額料金で利用できるサービス「楽らくまるごとプラン(以下、楽まる)」を開始しました。全国のHonda Cars店で取り扱います。
楽まるは、新車の車両代、税金、任意自動車保険などの諸費用、車検や整備メンテナンスなどの定期コストも含めて、クルマをコミコミの定額料金で「利用」できます。いわゆる「クルマのサブスクリプションサービス」とくくられます。
オールインワン型の個人向け金融商品として展開し、契約期間は3年、5年、7年から。月間走行距離1000キロか1500キロのメニューも設けます。走行距離が少ない使い方ならば月額料金を低く抑えられます。
契約期間終了後、無償譲渡(7年プラン)、乗り換え、返却、買い取り(3年、5年プラン)、延長(5年プラン)の選択肢を設けます。中途解約し、乗り換えや買い取りを選択することも可能です。
参考価格は、5年契約プラン(月間走行距離1000キロ/自動車保険組み込みなし/ボーナス月加算なし)の軽ハイトワゴン「N-BOX L」で月2万9194円から、同じく6人乗りミニバン「フリード HYBRID G」で月4万4612円から。車種や仕様、契約期間、設定メニューに応じて月額料金が変わります。
対象車両は、N-BOX、フリード(ミニバン)、ステップワゴン(ミニバン)、ヴェゼル(SUV)、レジェンド(セダン)など、一部を除くホンダの新車14車種。「Honda e」(関連記事)や「NSX」は対象外か……残念。
コミコミ価格で乗れるクルマのサブスクサービスは、トヨタ自動車「KINTO」(関連記事)、日産自動車「クイックモビ」、SUBARU「SUBARU サブスクプラン」(関連記事)などの自動車メーカーによるものから、中古車販売店やレンタカー事業者なども展開。
ホンダは別途、月単位で短期利用したい層(例えば転勤時、季節単位のレジャー用途、一時的に福祉車両が必要になったときなど)に向けたプラン「Honda マンスリーオーナー」も用意します。
月の支払い額を抑えられることで車両購入の手段として昨今普及する「残価設定型クレジット(ローン)」以外にも、分・時間単位で少し借りたいカーシェアサービスとともに「クルマを買う、所有する」から「月いくらで利用する」といった考え方のクルマ利用の方法もグッと広がってきています。また、ホンダでしたらサブスクやマンスリーオーナープランを「バイク」にも設定してほしいところです……!
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