ドロドロに溶けた鉄を運んで傾けてドバァァァ 製鉄所で働く鉄道の日常が見ているだけで熱い(1/2 ページ)
仕上げは巨大鉄球でゴーン……豪快すぎます。
見ているだけで熱い……! 製鉄所で活躍する鉄道はこんな過酷な環境で働いています。
動画はポーランドの鉄道系YouTuber、QbaKa氏が投稿。ポーランドにある製鉄所で活躍する「働く鉄道」の様子を楽しめます。
ディーゼル機関車が貨車(溶滓鍋台車)を押して工場の中へと押し込み、製鉄時に発生した溶滓(ようさい/スラグ)を溶滓鍋台車で工場外へ運び出します。
容器にはまだドロドロで真っ赤な溶滓が大量。貨車の上にゆらゆら立ち上る陽炎でもその高温度っぷりを想像できますが、機関車はそんなのお構いなし、いつものことと意外なほどに速度を出してグイグイ進んでいきます。
敷地内をしばらく快走すると、大型クレーンのある溶滓保管所へ着きました。ここは何か廃墟のような、世紀末感が漂うイカす場所。夜は怖そう……。
ここで溶滓鍋台車は容器を傾けて、まだ真っ赤でドロドロな溶滓をドバァァァ……と排出します。流れ出た溶滓からはまだ炎もバチバチ立ち上り、まるで火山の環境動画で見たことがある流れ出た溶岩のよう、あるいは映画「ターミネーター2」の溶鉱炉ラストシーンのようです。
容器を90度傾けても出てこない少し凝固してしまった溶滓は、クレーンにぶら下げられた巨大な鉄球でゴンゴンぶったたいてゴロンと取り出し。まったく豪快すぎる……。
動画には「映画のワンシーンのようだ!」「ダイナミックだ」など、よくある旅客鉄道では決して味わえない、働く鉄道のダイナミックで熱い日常を目の当たりにして驚いた人の声も多く寄せられました。日本国内の製鉄所でもこんな様子が見られるのでしょうか。ほとんどが当然非公開ですが、見学会などがあれば見られるチャンスがあるかもしれませんね。
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