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またすごいのが来たー! ドバイ警察、スピード違反も自動で取り締まる「自動移動式交番2号機」を採用 開発は日本の三笠製作所(1/2 ページ)

近くに交番がないなら交番を動かしちまえばいいじゃないか、という近未来感ある力業。

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 ドバイ警察がまたすごいヤツを制式採用……!? 三笠製作所(愛知県名古屋市)が、ドバイ警察とともに共同開発を進めてきた移動式交番「SPS-AMV(Smart Police Station-Autonomous Mobile Vehicle)」の2号機を、10月1日に開幕するドバイ国際博覧会(ドバイ万博)に向けて“納車”したと発表しました。


ドバイ警察に納車予定の移動式交番「SPS-AMV」(画像:三笠製作所)

 SPS-AMVは、遠隔型の自動運転機能を備えた「移動式」の交番。ワイヤレス充電と太陽光発電を搭載する電動ビークル(AMV)に、無人でも対応できる警察行政サービス端末(SPS)の機能を搭載しました。SPS-AMVの2号機をドバイ万博とその会期中に開かれるGITEXで展示、配備し、ドバイ首長国内で実証実験用の車両として運用をはじめます。

 役割の1つは、クルマの速度違反や駐車違反の「自動かつリアルタイムでの取り締り」。車両に設置する前後方360度カメラシステムで終始監視し、ドバイ警察本部からライブストリーミングで確認可能。警察パトロール業務の負担軽減と違反抑制につなげていくとしています。

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2018年、GITEX2018で展示された1号機(画像は同社特設Webサイトより)

SPS-AMV 1号機(画像はプロモーションビデオより)

SPS-AMV 1号機(画像はプロモーションビデオより)

 さらに、住民がスマートフォンなどからSPS-AMVを「希望の場所に呼び出す」ことも可能です。各種税金などの支払いサービスや住民票の出力、遺失物の紛失盗難届提出など、約30の行政サービスも利用できるようにします。

 交通違反の監視はともかく、呼べば来てくれる行政サービス機能は便利そう! 日本自治体での採用にも期待したいところです。


「呼び出せばやってきてくれる」行政サービス機能も備える(画像はプロモーションビデオより)

大泉勝彦


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