坂本龍一「これほど真摯な文章は書けるものじゃない」 小山田圭吾の“いじめ告白”謝罪文に涙腺緩ませる
坂本さん「読みながら少し泣けてしまった」
音楽家の坂本龍一さんが9月21日にInstagramを更新。ミュージシャンの小山田圭吾さんが過去の“いじめ問題”に関する文書を発表したことを受けて、「なかなかこれほど真摯な文章は書けるものじゃない」と思いをつづっています。
小山田さんは17日、「いじめに関するインタビュー記事についてのお詫びと経緯説明」とした文書をオフィシャルサイトに掲載。坂本さんは、「小山田くんの文章、やっと読めました 読みながら少し泣けてしまった。なかなかこれほど真摯な文章は書けるものじゃない。よほど自分の心の中を曇りなく隅々まで見ないと」と涙腺を緩ませながら文書に目を通したことを明かし、「今後どんな音楽が生まれてくるのか、気長に待ってます」と小山田さんの未来に期待を込めた言葉を送っています。
小山田さんは今回の文書で、『ロッキング・オン・ジャパン』1994年1月号に掲載されたいじめ告白記事に対する自身の認識をあらためて表明。「多くの方々を傷付け、不快な気持ちにさせてしまいましたことを心からお詫びいたします。誠に申し訳ございません」と謝罪した上で、「同級生に排泄物を食べさせた、自慰行為をさせた」などのいじめ行為については、「示唆や強要をしたといった事実は一切ありません」と否定しました(関連記事)。
事実と異なりながらも記事を訂正しなかった理由については、「暴力行為を目にした現場で傍観者になってしまったことも加担と言えますし、その目撃談を語ってしまったことは自分にも責任があると感じ」と自責の念からくるものだったと説明。「これは過去の問題ではなく、今まで向き合ってこなかった現在進行形の自分の問題であると強く認識し、責任を感じております。そんな人間が、教育番組やオリンピック・パラリンピックの仕事に関わることを非難されるのは当然のことだと受け止めています」と世間からの厳しい声も受け止めるとしています。
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