メルカリ、山菜・きのこ類の出品に注意喚起　「無許可での採取は森林窃盗罪」「食用と確実に判断できないものは出品を控えて」

　メルカリが「山菜・きのこ類」の出品に際して「採取場所」と「食用と確実に判断できないもの」について注意を呼び掛けている。

　採取場所については、私有地・公有地にかかわらず、森林において山菜やきのこ採りを無許可で行うと「森林窃盗罪」となり、3年以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられるというもの。

　こうした行為はメルカリで禁止している「盗品など不正な経路で入手した商品」に該当し、違反を確認した場合は取引のキャンセル、商品削除および利用制限となる場合がある。メルカリでは化粧品などのテスターや試供見本品なども禁止している。

　また、食用と確実に判断できない山菜・きのこ類を食品として出品することに関しては、有毒な成分を含む植物を食べても安全な山菜やきのこ類と間違って食べてしまう事例が多いことを受けてのこと（参考：農林水産省）。有毒な成分を含む植物を誤って食べてしまうと、重症になったり、死に至る恐れもあるとして、出荷が制限されている産出地域の出品についてとともに注意喚起している。

　メルカリでは配送方法についても、外気温や配送過程での温度上昇などにより商品に痛みや破損が発生する可能性があるとして、クール宅急便やチルドゆうパック等の利用を勧めている。安全のために「入手経路が不明確な場合」「配送方法の記載がない場合」「有毒植物と誤りやすい山菜・きのこ類の場合」は出品状況の確認や商品削除をする場合があると告知している。