娘が連れてきた彼氏が個性的すぎる 未知との遭遇に戸惑うエリート一家の漫画が笑えて深い(1/2 ページ)
婿候補の個性を尊重しようと努めるお父さん偉い。
娘が彼氏を連れてくると聞いて真剣に身構えていたら、えらく個性的な男がやってきてしまった――! 不慣れなタイプの人に遭遇してうろたえる、生真面目なお父さんの漫画がおかしくも考えさせられます。作者はpixivなどで漫画を投稿している伊達しのぶ(pixiv/Twitter)さん。
主人公の竹谷勇次郎のもとへ娘が連れてきた恋人は、フォーマルな服装にウサ耳カチューシャを加えたインフォーマルな男、梅田。子どものころからエリート街道を歩んできた勇次郎にとっては、理解の範囲外にある人物です。
そんな未知との遭遇に動揺してもなお、勇次郎は紳士。自分の価値観にそぐわないからといって、梅田の個性を否定はしません。実は彼はお笑い芸人で、ツカミのギャグをしただけではないかと想像し、おそるおそるウサ耳にツッコもうと試みます。
ところが梅田は食い気味に「趣味です」ときっぱり。相手が本気の変わり者だと知って、勇次郎は頭を抱えます。娘もまた変わり者で、何もフォローしてくれないし……。
その重い空気を振り払ったのは、意外にも梅田でした。彼は「胸がときめくアイテム」を身に付けて町を歩くのが大好き。変わった趣味だとは自認して、こっそり楽しんでいたものの、結婚を考えている恋人の家族に隠し事は良くないと考えて、全てをさらけ出したというのです。
ヘビーでトリッキーな告白に動じながらも、勇次郎は梅田が根は真面目な人間なのだと理解した様子。彼の真摯な姿勢に感心し、打ち解けようとゴルフに誘います。これで将来の家族として、円満な関係になれそう……!
しかし当日、梅田はプレイヤーではなくキャディーとして登場し、またしても勇次郎を困惑させるのでした。さすがの勇次郎も、クセの強い婿を受け入れるにはまだまだ時間がかかりそうです。
ワードセンスや小気味良い見せ方もあって、笑いを呼んだこの漫画。コメント欄では、柔軟な思考で梅田を好意的に受け止めようと努める勇次郎に声援が寄せられています。
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