「アプリで魚を買ったら有毒のフグが未処理で届いた」SNS投稿が拡散 運営元が謝罪
健康被害はなかったとのこと。
魚介通販アプリ「サカマアプリ」で、有毒のフグが未処理の状態で届いたと購入者が指摘していた問題で、同アプリの運営元が謝罪しました。
同アプリで未利用魚や低利用魚を集めた「チャレンジFishボックス」を購入したユーザーが、有毒のヒガンフグが未処理で入っていたとSNSで3月31日に指摘し、投稿が拡散していました。
アプリの運営元SAKAMAに編集部が取材したところ、31日夕方に未処理の有毒のヒガンフグが届いたとの投稿を確認し、現在は保健所とも連携を取りつつ、詳細を確認しているとのこと。
同様の事例は合計で3件(3月30日に出荷して31日に到着)。全員連絡がついており、現在回収の手配をしているといいます。健康被害はなかったそうです。
販売業者(当該のチャレンジFishボックスの販売元はSOL JAPAN)との間に有毒種は送らないといった取り決めはなかったのか、という質問に対しては「鮮魚の販売に関して、有毒の魚の場合、毒を取り除いてから販売するよう法律で決められており、SOL JAPANも加工免許は持っているので、なぜこのようなことになったのか調査を進めている」と回答。
再発防止策について、同社はフグの取り扱いについて販売サイドに再度周知徹底するとのこと。また問題のフグが混入していたチャレンジFishボックスは届くまで中身が分からない企画。そのため今後は、出荷のタイミングで中身を確認できるフローを追加すると取材に答えていました。
同社は4月1日に公式サイトに謝罪文を公開。「ユーザーの皆様には、ご心配ご不安をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、フグが混入した経緯や原因を調査し、再発防止のため管轄行政機関とも連携をし対策を講じると述べています。
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