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SUGEEEカタチ! あの旭化成が近未来のクルマ「AKXY2」発表 上半分は透明キャノピー、まるでSF世界の宇宙船(1/2 ページ)

近未来感すごい!

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 「サランラップ」などで知られる化学・素材大手、旭化成がコンセプトカー「AKXY2」を発表しました。何これかっこいい!


旭化成が披露したコンセプトカー「AKXY2」(画像:Fortmarei、以下同)

 AKXY(アクシー)シリーズは、旭化成が将来・近未来の“車載コンセプトの象徴”として展開するプロジェクト。同社が自動車メーカーになって市販する……のではなく、同社が持つ、クルマとなり得る構成部品や先端素材(外装、内装、機能など)の技術を軸に、コンセプトカーを通じて未来のクルマの価値を高めていくための提案、活動の一環です。これまで2017年に第1弾のAKXY、2019年にAKXY PODを製作しています。


(参考)旭化成のコンセプトカー第1弾「AKXY」(旭化成プレスリリースより)

(参考)2019年発表の第2弾「AKXY POD」(旭化成プレスリリースより)

 第3弾となるAKXY2は、未来のクルマに求められる価値を提案すべく、Sustainability(持続可能なクルマづくり)、Satisfaction(クルマの満足度を高める)、Society(社会とクルマのつながり)、3つの「S」をコンセプトに掲げて作られました。

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透明キャノピー、屋根ごとそのまま真上に開く!

 デザインモチーフは「輪」。カーデザイナーの石丸竜平氏率いるデザインスタジオ・Fortmareiがデザインとクリエイティブディレクションを担いました。

 車体は大きなバスタブのような楕円形、そして上半分は透明のキャノピー構造。ガラス代替樹脂のキャノピーをガバッと真上に開いて乗降し、閉じれば360度の開放的な視界を実現します。中は上質な内装、自由に動かせるイスとソファーで、そのままお部屋。外観デザインも停車時にノーズやテール、デッキに腰掛けられるよう形状を工夫しています。


旭化成のコンセプトカー「AKXY2」(画像:旭化成)

AKXY2が提案する世界感

そのまま「部屋」感がすごい

 「われわれが考える未来では、人々のくらしが移動空間でもシームレスにつながっています。静的、動的な生活をつなぐモビリティとして社会に存在し、内と外の境界をぼかしながら人々のくらしを豊かにできるように、そして長く愛されるように思いを込めてデザインしました」(Fortmareiの石丸氏)。


(参考)トヨタが東京モーターショー2017で披露した「走るリビングルーム」な自動運転車、車内の様子。シートの配置や向きを自在に変えられる機構を採用する

 完全自動運転が実現した近未来のクルマは、「人の運転」が必要がなくなるので運転者と同乗者の隔てはなくなり、一様に「前向き」で座る必要もなくなります。ボックスシートで列車旅を楽しむかのように、あるいは自宅のリビングルームでそのまま移動するかのように「どう快適に移動時間を過ごすか」を求め、追求した車内、装備になっていくと予想されています。

 AKXY2は、神奈川・パシフィコ横浜で行われる「人とくるまのテクノロジー展2022」(2022年5月25日~28日)で展示。ワクワクする近未来のクルマの姿、見に行ってみてはいかがでしょうか。

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