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“心が折れた”オビ=ワン演じたユアン・マクレガーが劇中に仕込んだイースターエッグ ユアンとヘイデンに最終回配信前インタビュー(2/2 ページ)

アナキンの“恨み”とオビ=ワンの“愛”。

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ヘイデン・クリステンセンとユアン・マクレガー

いつまでもファミリー 「スター・ウォーズ」がつなぐ大きな家族

 映画作品は9作、またスピンオフ2作にアニメ作品、テレビシリーズとどんどん拡大を続けていく「スター・ウォーズ」ユニバース。最新作「オビ=ワン・ケノービ」では幼いレイア役を演じるヴィヴィアン・ライラ・ブレアが高く評価され、「レイアを素晴らしいキャラクターたらしめる本質や資質をものすごくよく捉えている」(ヘイデン)「とてもすてきな女の子で、僕たち全員を驚かせた」(ユアン)と共演者も驚くほどの好演が光っています。


「スター・ウォーズ」ファミリーに新たに加わった幼いレイアことヴィヴィアン・ライラ・ブレア

―― 「スター・ウォーズ」ファミリーになって約20年。喜びも苦しみもあったと思いますが、これからもファミリーでい続けることへの覚悟は?

ユアン ひとたび足を踏み入れたら、そこからは仲間。「スター・ウォーズ」がそういうファミリーであることは、以前からとてもすてきなことだと思っている。新3部作での僕らの仕事もすごく気に入っているけど、「スター・ウォーズ」の伝説や世界の一部になれるのは本当に名誉なこと。だからこうして引き続き背負っていけることには、格別の思いがある。

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ヘイデン 全く同じ気持ちだよ。新3部作に参加しアナキンを演じられたのは本当に素晴らしい機会だった。僕としても、ジョージ・ルーカス(監督)やユアンをはじめ、才能あふれる方たちと一緒に仕事ができるなんて夢のようだった。そして今、これだけの時を経て、またシリーズに戻ってくることができて、オビ=ワンやアナキンの物語を続けることができた。こんなに特別なことはないよ。

―― ジョージ・ルーカス監督の不在は大きなポイントかと思いますが、物語を継承して続けていくために現場ではどう動いたのでしょうか?

ユアン 一番の違いはテクノロジー。新3部作撮影時と比べて、テクノロジーは20年分の進化があるからね。今回はステージクラフトというシステムを使って撮影した。セットを覆う巨大なドーム型のスクリーンに全てが映し出されるので、背景などを後で足す必要がなく全てをカメラで撮ることができるし、全てが目の前にある。役者にとってそれは大きな違い。ブルーバックやグリーンバックではなく、すごくリアルな環境で演技ができることはありがたい。

 確かにジョージはいなかったけれど、デボラ・チョウという素晴らしい監督に恵まれ、幸運にも一部だけではなく全話を彼女に監督してもらうことができた。シリーズには懐かしいキャラクターも新しいキャラクターも登場する。だから前とはまた違う新しさを感じたし、ワクワクしたよ。

ヘイデン いろいろな意味で新3部作とは全然違った。慣れ親しんだ部分ももちろんたくさんあるけれど、ユアンが言っていたテクノロジーの違いもあるし、ストーリー自体が新3部作とは違う時代が舞台となっていて、ストーリーテラー(デボラ監督)も新しい。

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 僕の仕事も新3部作とはかなり違っていて、よりダース・ベイダーと時間を過ごした。そのことで役者として役に要求されるものが新3部作とは違ったんだ。


ヘイデンの演じるダース・ベイダー

―― コロナ禍では多くの人がダークサイドに陥りそうな経験をしたと思います。そういうピンチに、自分の支えになるものは何ですか?

ヘイデン 誰もが自分の中にダークサイドとライトサイドを抱えているんじゃないかな。個人的には、父親になったことが僕をライトサイドにしっかりと留めてくれている。でも「スター・ウォーズ」がここまで心に強く響くのは、誰もがその両方を持っているからだと思うんだ。

ユアン パンデミックは僕らを試したし、混乱させたよね。未来や未来への展望も、ある意味で変えてしまった。僕はそれまでそういう感覚を味わったことがなかったので新しいことだったし、怖くもあった。まだ続いていくのかは分からないけど、同時にコロナ禍に家族と隔離生活を送れたことはとても恵まれていたと思っているんだ。妻と子どもたちと一緒に過ごす中で、思っていたより仕事をしないことが得意なんだと気付いた(笑)。

 家族と過ごす時間をいかに愛しているかを含め、僕にとってはそういった気付きが、ライトサイド側に僕を留めてくれるものになっている気がするね。

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「オビ=ワン・ケノービ」

「オビ=ワン・ケノービ」

毎週水曜日16時よりディズニープラスにて独占配信中

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

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