【漫画】“子育てサークル”だと思って参加したら…… 赤ちゃん連れママを狙った勧誘に「私もあった」「気を付けたい」と反響
サークルを騙った勧誘に注意です。
育児中のママが「子育てサークル」だと思って集会に参加したら、ある団体の勧誘だった――。そんな体験漫画がTwitterに投稿され、記事執筆時点で3000件以上のいいねや多数のコメントが集まっています。
顔見知りや友人からの“サークルを装った勧誘“は、宗教団体やマルチ商法などで見られ、国民生活センターや警視庁などがトラブルにあわないために注意喚起しています。編集部は漫画の作者であるチカ母(@Chika_mother)さんに、当時の状況を聞きました。
チカ母さんが漫画に描いたのは、第一子が赤ちゃんだった8年前の出来事。ある日、チカ母さんは道で幼稚園児ぐらいの女の子を連れたお母さんに、「子育ての集まり」に誘われたそうです。
「ママ友できるかな」と軽い気持ちで、その集まりに行ってみたチカ母さん。場所は自治会も使用する集会所の一室でした。しかし、その中に入ると……。
机の上に置かれたラジカセからは、年配の女性の声が。その周りにぽつ、ぽつと数組の親子がいました。予想とは異なる雰囲気に、チカ母さんはそれが宗教団体らしきものの勧誘であることをすぐに悟ったそうです。
すぐに去ることもできず、チカ母さんは誘ってきたお母さんと雑談。直接勧誘されることはなく、チカ母さんの子育ての苦労などを聞いてくれたそうですが、その後ろでは引き続きラジカセから女性の声が流れ続けていたんだとか。
チカ母さんは、住所や連絡先を記入する用紙を渡されましたが、笑顔で全く異なる住所と電話番号を記入。
当時赤ちゃんだった娘のお世話を理由に、帰宅することができました。団体の冊子は渡されましたが、特に引き止められることはなかったそうです。
その後、誘ってきたお母さんに近所で何度か遭遇するも、子どもの人見知りなどを理由にやんわりと断り続けると、徐々に声をかけられなくなっていったんだとか。チカ母さんは「多分ねらいは赤ちゃんを連れたお母さんだったんじゃないのかなと」「初めての子育てに不安と疲労で参っているときに 悩みを吐き出せて共感してくれるのは何よりの救いだから」と振り返ります。
そして、漫画の最後を「個人が開催している子育てサークルのお誘いとかママの集まり系は 行くな、絶対」という読者へのメッセージで締めくくりました。
編集部はチカ母さんに、当時の話を聞きました。
――8年前の出来事とのことですが、どういった場所で誘われたのか教えてください
チカ母さん:近所の道端でした。確か娘と買い物に行く途中だったと記憶しています。
――集会所に入って、違和感を覚えた理由を教えてください
チカ母さん:子育てサークルのはずが、ラジカセから流れてくる年配の女性の言葉が子育てとは関係のない内容(宗教によくある教えを説くような内容)だったので、おかしいなと思いました。
――「全然違う住所と番号を書いた」のが素晴らしいですね。その場で思い付いての行動でしょうか
チカ母さん:ありがとうございます! 個人情報は死守せねばと思い咄嗟に思いつきました。
――その後も同じ人からの誘いはあったのでしょうか
チカ母さん:片手で数えられるくらいでしたが、ありました……。
――同じ子育て中のママや、読者にメッセージがあれば教えてください
チカ母さん:育児関連の集まりに誘われたら、私のように軽い気持ちで参加せずに、必ず一度調べたり家族に相談してみてください!
(了)
チカ母さんの漫画には「ほんとこれ怖い」「私も似たものに遭遇しました」「子どもが2歳くらいまではしょっちゅうこういうのあった」などの体験談の他、「コレはアレだよとママ友から教わっていたのでついて行くことはなかったけど、孤独で話し相手欲しいと悩んでる時だったら危険だろうな」「子育てでメンタルやられてるお母さんは行っちゃうことあると思う」などのコメントも寄せられていました。
もちろん全ての個人が運営している子育てサークルが危険、ということではありませんが、子育て中のママは、睡眠不足や疲労で判断力が低下していることがあり、また子育てでの孤独や不安感から、宗教団体やマルチ商法の勧誘であることに気付かず参加してしまうことがあります。
もし友人や顔見知りからサークルや集会に誘われた場合は、「運営母体を確認する」「家族や信頼できる友人に相談する」「知り合ったばかりの人の家には行かない」など自衛し、宗教団体やマルチ商法のトラブルにあった場合は警察相談専用電話#9110や、居住地の消費生活センターに相談するのがよさそうです。
投稿者のチカ母さんは、ブログ「抱っこだ立つんだ揺れるんだ」やTwitter(@Chika_mother)に、子育て中のエピソード漫画を公開しています。また、ゼクシィBabyで体験記も連載中です。
出典:ライブドアブログ
画像提供:チカ母/いとい(@Chika_mother)さん
ねとらぼGirlSideオススメ記事
関連記事
子どもが100円玉を飲み込んだ!?→ママの対応は…… 実録漫画「3歳が硬貨を誤飲した話」が参考になる
もしものときに子どもを守るため、知っておきたい。息子が泣き叫ぶ度にガラッと窓を開ける隣人→話してみたら…… 思わぬ優しさに触れた漫画に「泣いちゃいました」「心が温かくなる」
その一言で、また頑張れる。「こういう発想いつの間にか忘れてた」 教科書が見当たらない小6息子の部屋、その意外な収納場所に大人も思わずときめいてしまう
これはワクワクしちゃう。3歳娘が「何してるのぉ??」とWeb会議に割り込んできて…… 小さな子どもとの在宅勤務の“あるある”に「分かりすぎる」「わが家?」の声
子どもにとってはパパがいて最高?「いい旦那さん過ぎる」「こういうノリ大事」 アイスを食べたいとぼやく妻に夫が持ちかけたユニークな提案がステキ
使ってみたいアイデア。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.