やたら緑の幼虫を発見→1カ月育ててみた結果…… ため息が漏れるほど美しいチョウの羽化を見届けた観察日記に「感動する」
投稿主さんの深い愛と知識にも感動します。
YouTubeチャンネル「おたま日記Otama diary」に投稿された、カラスアゲハの羽化の瞬間が「感動する」と話題になっています。動画は記事執筆時点で5万回再生を突破。
6月5日、投稿主さんはカラスザンショウの葉の上で緑色がとっても濃いアゲハの幼虫を発見しました。今まで見たことがない色の幼虫が気になった投稿主さんは自宅に連れて帰り、観察することに決めます。
水に差したカラスザンショウの葉っぱに幼虫を乗せ、その様子をじっくりと観察。投稿主さんによるとアゲハの幼虫はサナギになるまで葉っぱから離れることがないため、サナギになる直前まではフタがない環境でも飼育できるのだそうです。面白いですね。
幼虫は大好物のカラスザンショウの葉をたっぷり食べて、日に日に大きく成長していきます。6月13日には立派な終齢幼虫になり、初日には見られなかったヘビの頭のような形と、目のような模様が見られるようになりました。目のような模様はあくまで模様であり、これで天敵を威嚇しているんだとか。
その後も幼虫は葉っぱをモリモリ食べて大きくなり、チョウになるための準備を整えていきます。アゲハの幼虫はサナギになる直前になると、未消化の食べ物を体の外に出すために下痢をするとのこと。今回の幼虫は6月20日に下痢が確認され、前蛹(ぜんよう)の状態に変化していきました。なお前蛹になる直前は歩き回るので、このときだけはフタが必要になるそうです。
前蛹の状態になった幼虫はあっという間にサナギになり、羽化の瞬間を待つ期間に入りました。サナギは一見何の動きも無いように見えますが、中身では特殊な酵素が放出され、全部ドロドロの液体になっているそうです。その液体から体が再構成され、最終的に美しいチョウになるのだとか。生き物は不思議で面白いですね。
そして7月2日、サナギから美しいカラスアゲハが羽化しました。緑色でむちむちしていた幼虫がこれほど美しい光沢をまとったアゲハになるなんて、生命の神秘を感じざるを得ません。翌日、カラスアゲハは元気よく大空に向かって飛び立っていきました。
成長を見守った投稿主さんには、「芋虫から蝶の過程が本当に不思議だ」「凄くキレイ」「カラスアゲハをこんな近くで見たことなかった」といった感動の声が寄せられました。カラスアゲハさん、外で元気で頑張るんだよー!!
投稿主さんはYouTubeチャンネル「おたま日記Otama diary」とブログ「おたま日記のブログ」に、飼育しているアマガエルの「ぴょんおたま」さんとオオカマキリの「カマの丸」さん&「ピーカマ」さんとの生活や家庭菜園、猫や昆虫などさまざまな動画や記事を投稿しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「Otama diary」さん
(三日月 影狼)
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