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“目のような羽の蝶”や“ヒビになりすますアリの隊列”――「街に擬態する虫」を描いた漫画が奇妙でソワソワする(1/2 ページ)

もう身近に潜んでいたりして……。

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 この世界には外敵から身を守ったり、効率的にえさを獲得したりするために、周囲に“擬態”する虫が存在します。その多くは花や枝、枯れ葉などの自然を模していますが、人間が住処を広げてから長い年月がたった今、“街”にうまく紛れこんだ虫がいてもおかしくなさそうなもの。そんな虫たちを探し歩く創作漫画「街に擬態する虫」がTwitterで好評を博しています。

“フェンス”や“れんがのヒビ”に擬態する虫たち

 作者は漫画家やライターとして活動するスマ見(@miteruyatsu)さん。「街に擬態する虫」は、講談社が運営する漫画発信アカウントのツイシリ(@twi_sirius)で連載されている「散歩する女の子」シリーズの1篇として描かれました。

 漫画は「虫の『よくわからなさ』」が好きな女の子が、近所の昆虫館に足を運ぶ場面から始まります。枝に身を隠す「ナナフシ」や花に紛れる「ハナカマキリ」などの擬態する虫を見学して昆虫館を後にした彼女は、街を眺め「この風景の中にも擬態する虫がいるかもしれない」と思い立ちます。

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 そのような意識で街を観察し始めると、どんどん違和感を覚えるように。選挙ポスターの目のような羽をもつ蝶や、破れたフェンスになりすますカマキリ、れんがのヒビに見えるようにわざと蛇行するアリの隊列など、「街に擬態する虫」が思いの外たくさんいることに気が付きます。

 「街に擬態する虫」の探していた彼女は、しばらくしておじさんに話しかけられました。虫に詳しいのか、世代交代のサイクルや進化について語るおじさん。いわく「街に紛れた虫たちはいわば環境に適応できたエリート」なのだそうです。それから、おじさんの案内のもと、街に隠れたたくさんの虫を観察して楽しんだ2人ですが、別れ際おじさんはひとこと、こう言い残します。

 「我々としても勉強になりました こんな擬態で見つかってしまうことがわかったので」

 ――気になる続きは、ぜひ本編をご覧ください。

 「散歩する女の子」にはこの他にも、女の子が散歩という“小さな旅”に出掛けるほのぼのした話がたくさん投稿されています。街中の少しおかしな風景を探したり大き目のおにぎりを持って公園にでかけたり、ちょっとした工夫で日常を彩る彼女らの散歩は、まねしたくなること間違いなしです。

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※作品提供:「散歩する女の子」(Twitter/モーメント(ツイシリ))/スマ見さん(Twitter

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