「歯痛で悩むうぐいすのように」 文学的すぎる楽譜指示に困惑! 「遊び心あって好き」「面白い」と話題に(1/2 ページ)
どんな音なのかな?
とある楽譜に記された指示が思わず「どうやって」と途方に暮れたくなる文言で笑いを誘っています。文学的表現すぎて困惑不可避!
話題となっているのは、楽譜に書かれた「歯痛で悩むうぐいすのように」との指示。「歯痛」を音楽で表現するだけでも想像力を求められるのに、悩み主が「うぐいす」とは……。
ツイートをしたのは、音大生の藤重侑宇(@yuu09200920)さん。過去には「蚊との戦い」を表現したピアノ曲の演奏動画(関連記事)や西洋音楽史をざっと知ることができる架空のクラシック曲(関連記事)でも注目を集めました。
今回話題となった楽譜は、同様の独創的表現で知られる音楽家 エリック・サティによるピアノ曲「干からびた胎児」第1曲「ナマコの胎児」からの一節。Twitterユーザーからは「とても親しみを感じる スコアの中の遊び心のある言葉」「曲名や指示を読むだけで(その奇天烈ぶりから)サティだと分かる曲の一つ」「面白くて好きな作品」との声が集まっています。
ちなみに、楽譜にはうぐいすと表記されていますが、原文の「rossignol」は厳密には「うぐいす」ではなく「ナイチンゲール(小夜啼鳥/サヨナキドリ/夜鳴きうぐいす)」。日本で見られる「うぐいす」はフランスでは生息していないことを指摘する人もいました。
同時に「原題の正しい翻訳がナイチンゲールだったとしても、鳥類に歯はないぞwww」と、生物学的矛盾にツッコミを入れる人も。一方で「(野鳥好きの母によると)夏の気温が高いときに鳴くウグイスは、確かに歯が痛そうなひどい声だった」との証言や、「フランスの音楽の世界でウグイスは実らない恋という意味があるようです」と比喩表現を考察する人の姿も見られました。
実に面白いエリック・サティの言葉。他にはどんな文言があるのでしょうか。知的好奇心がくすぐられます。
画像提供:藤重侑宇(@yuu09200920)さん
関連記事
「波紋の呼吸で」「ティンパニに頭から突っ込む」 ハッシュタグ「楽譜に出てくる謎の指示選手権」が疑問と笑いで盛り上がる
作曲者の要求レベルが高すぎる……!30年前のシルバニアファミリーに付属した“新聞”の作り込みがすごい 小さい字で本物の新聞みたいな記事や求人広告を掲載
トップニュースは村長選挙。部屋には2人しかいないのに…… AIエアコンが見えない3人目を検知する怪奇現象が発生
大丈夫。怖くない、怖くない。「とんでもない神威を感じる」「地獄楽で見たやつ」 イラスト自動生成AI「Midjourney」が描いた「Japanese God」の絵が神々しい
「日本の神」という概念をAIが形にしてみたら……。鉛筆を8Hから8Bまで「描きくらべ」した感想が面白い 「凶器(8H)」「紙をえぐるための道具(7H)」「バーベキューの墨(8B)」!?
参考になります!大量のクレヨンを集めてオーブンで溶かしたらどうなるのか? → 混ざり合った様子がまるで宇宙みたい
ちなみに、“虹色のクレヨン”として使えるとか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.