キター! ホンダ、二輪車も「電動化」本格推進 2025年までに10車種、全車「全固体電池搭載」目指す(2/3 ページ)
“電動大型モデル”も3車種チラ見せ、キター!
気になる「FUN」モデル、2025年までに3モデル投入
二輪車は、小回りのきく街乗り車/商用車であり、一方で趣味性の強い乗りものでもあります。「ラストワンマイルの乗りものとしての電動自転車・電動モペッド。ここはニーズとポテンシャルがとてもあると考えている」というように、街乗り車の電動化は分かりやすくメリットを感じられます。
その半面、趣味としてバイクに乗る人が気になるのは、やはり「それは楽しいの?」でしょう。遠出で「移動するだけ」の目的ならば快適なクルマや電車に乗れば済みます。それなのに「あえて乗る」のは、バイク趣味の人が移動するだけではない何かを求めているからです。
発表会では「ホンダは電動二輪車でも“喜び”を、そしてさらなる“ならでは”の価値も提供していく。期待してほしい」(ホンダ 取締役代表執行役副社長の竹内弘平氏)と強調していました。
名車オブ名車「スーパーカブ」(関連記事)の始祖、ホンダの始まりは自転車に載せるモペッド(原動機付自転車)用エンジン。電動モペッドな「カブ」が再来すると面白いかも……などと妄想するとちょっとわくわくします。
そして本命。チラ見せした2025年までに「発売予定」とする中大型電動モデルは、250~400ccクラスのようなサイズ感でシート高低めのネイキッドモデル、それを一回り大きくしたCB1000Rのようなスタイルのスポーツネイキッド、X-ADVのようなスポーツスクーター/ツアラースタイルのスクリーン付きモデルが示されました。
中大型の“FUN”カテゴリーの電動バイクは「EV向けプラットフォームで、まず3カテゴリーの電動バイクを出す。今のところは“中間排気量クラス”と考えてほしい」(野村氏)とのことです。
ビジネス観点では、日本の「FUNバイク」市場は小さいかもしれません。でもホンダならばやっぱり、を期待します。この3モデル以外の登場期待も含めて、ホンダが本気になると電動バイクにどんな「楽しさ」を込めるのか、とても楽しみです。
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