ニュース

実写映画「シティーハンター」鈴木亮平主演でNetflixが2024年配信 「もっこりで、そして最高に格好良い世界を」と意気込み

「細部まで妥協ない」と原作者も期待。

advertisement

 北条司さん原作の漫画『シティーハンター』が、俳優の鈴木亮平さん主演で2024年に実写映画化されます。Netflixで全世界に向けて独占配信される同作の監督を務めるのは、「キサラギ」(2007年)や「ストロベリーナイト」(2013年)などの作品を手掛けた佐藤祐市さんです。


実写映画「シティーハンター」ビジュアル

 『シティーハンター』は、1985年から1991年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された作品。無類の女好きではあるものの、仕事に関しては超一流なスイーパーの活躍を描き、コメディーやハードボイルドアクション、ラブストーリーなどの要素が盛り込まれた同作は日本をはじめ世界各国で出版され、1987年にはテレビアニメの放送がスタート。2019年に公開されたアニメーション映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」は興行収入15億円突破のヒット作となりました。


ゼノンセレクション『CITY HUNTER』第1巻表紙(出典:Amazon.co.jpから)

 実写映画「シティーハンター」の舞台となるのは現代の新宿で、それに伴いキャラクターの設定を少しだけアップデート。鈴木さん演じる主人公・冴羽りょう(りょうはけものへんの「僚」)の衣装は原作準拠のロングコートを採用し、襟腰の高いステンカラーからタイロッケンコートに変更。公開されたビジュアルには、愛用するコルト・パイソン357マグナムの撃鉄に指をかけ新宿の夜景をバックに佇んでいる姿が収められています。

advertisement

 令和の時代に制作される新たな「シティーハンター」。鈴木さんは、冴羽りょうを2020年代の新宿で生きている人物として表現し、ファンや原作を知らない世代の人に『シティーハンター』の世界を一番良い形で楽しんでもらうためにも、「虚構とリアル、80年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています」とコメント。これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、「あのクールで、ロマンチックで、おバカで、もっこりで、そして最高に格好良いシティーハンターの世界を、大切に大切に、皆様にお届けしたい」と意気込みを語っています。

 原作者の北条さんは、「構想約10年(笑)、ようやくクランクインしました」「亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの日を迎えることができました」と撮影開始の喜びをコメント。また、“和気あいあいとしており、細部まで妥協がなく素晴らしい”と撮影現場を見学した際の印象を振り返りつつ、「語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな面白さを追求してもらえたら嬉しいです」と、実写映画ならではの表現方法に期待を寄せています。

 なお、本家日本では初めての実写映像化となりますが、海外では1993年に香港で公開されたジャッキー・チェン主演映画版、2011年に韓国で放送されたイ・ミンホ主演のテレビドラマ版と展開済み。2019年にはフランスでフィリップ・ラショーが監督と主演を務めた実写作品が「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(原題:NICKY LARSON)」として公開され、大いに話題となりました。

主演:鈴木亮平さんコメント

 この度、Netflix映画「シティーハンター」にて主人公の冴羽りょう役を演じさせていただくことになりました。北条司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽りょうというキャラクターを皆様からお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております。やらせていただくと決めた以上、これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です。大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただきます。どうすればファンの皆様に、そして原作を知らない世代の方にも「シティーハンター」の世界を一番良い形で楽しんでいただけるのか。どうすればこの令和の新宿に、冴羽りょうという男を現実の人物として召喚できるのか。虚構とリアル、80年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています。あのクールで、ロマンチックで、おバカで、もっこりで、そして最高に格好良いシティーハンターの世界を、大切に大切に、皆様にお届けしたいと思っております。

原作:北条司さんコメント

 構想約10年(笑)、ようやくクランクインしました。実写化するなら「シティーハンター」好きの方にやってもらいたいなとずっと思っていた中、鈴木亮平さんが冴羽りょう役をやられるという企画をいただきました。それからい時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの日を迎えることができました。撮影も見学させてもらいましたが、現場が和気あいあいととても楽しそうで、撮影も細部まで妥協がなく素晴らしかったです。いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな面白さを追求してもらえたら嬉しいです。

監督:佐藤祐市さんコメント

 どこで聞いたのか? 定かでは有りませんが鈴木亮平くんがシティーハンターの大ファンだった。と言うのは結構前から知っていました。もしかしたら、直接ご本人に聞いたのかも知れません。スタッフ・キャストに助けられながら、素敵な「アクション(もっこり)エンターテイメント」を目指して皆んなと共に突き進んで行きたいと思っています。お楽しみに。

エクゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix コンテンツ部門 マネージャー) さんコメント

 以前、鈴木亮平さんとご一緒した作品を通して彼の作品にかける情熱と献身性に魅入られ「またいつかご一緒したい」と強く思っていました。原作、アニメーションを通して、りょうと香たちの物語を追いかけ続けてきた者として、亮平さんが冴羽りょう役を演じ、「現代の新宿をりょうたちが疾走する背景にはどんな大騒動があるのだろう?」と想像するだけで興奮が隠せません。全世界で愛される「シティーハンター」の原作の魅力を引き出し、更に見たことのない実写化を佐藤監督、キャスト・スタッフの皆様と目指していきます。

関連キーワード

実写 | 映画 | 原作 | 鈴木亮平 | Netflix | 新宿 | 漫画

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」
  2. 「誰かと思った」 楽天・田中将大の“激変した風貌”にファン驚き…… 「一瞬わからなかった」
  3. 複数逮捕&服役の小向美奈子、“クスリ”に手を出した理由が壮絶すぎ……交際相手の暴力で逃亡も命の危機 「バレてバルコニー伝って入られて」
  4. 岩場に潜む“握力1トンのカニ”を捕まえようとしたら…… 人間vs.カニの壮絶な結末に「普通に困惑した」「気になって眠れない」
  5. サーティワン、アイス最大10個で1270円に!? お得なキャンペーンに「これが大人のやり方だ」「壮観だな」と“大人買い”続々
  6. 「生まれたてのイケメン」 西城秀樹さんの20歳長男、亡父の名曲「ギャランドゥ」歌う姿に感動の声「なんかうるうる」
  7. 「俺はガンダムで行く」を結婚式の二次会でやった猛者に7.8万いいね 渾身のコスプレに「新郎新婦より目立ってどうする」「ワインはどうやって飲むんだ」
  8. 黄金に輝く魚を捕獲→その正体は……? 水路にいるさまざまな生き物との出会いに「リアル僕の夏休みみたい」
  9. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  10. “世界一美しいザリガニ”を入手→開封して見ると…… 絶句を避けられない姿と異変に「びっくり」「草間彌生作のザリガニみたい」