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鉄道開業150年、観光復興、廃線&新路線にクラファン…… 2022年の鉄道ニュース・乗り鉄話題「228選」!月刊乗り鉄話題(2022年12月版)(2/6 ページ)

今年もいろいろありました。え、多すぎ……?

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【鉄道開業150周年】(10月14日) 盛り上がった150周年 本当の開業日は「9月12日」だった?

 2022年は鉄道開業150年の節目。「鉄道開業150周年」がとても盛り上がりました。

 明治5(1872)年「9月12日」、日本で最初の鉄道が新橋~横浜間で正式に開業しました。当時の新橋駅は後の汐留貨物駅。2022年現在も汐留地区のビルの谷間に復元された駅舎があります。そして当時の横浜駅は現在の桜木町駅です。実は正式開業に先駆けて、1872年6月12日に品川~横浜間で鉄道は仮開業しています。

 さらに実は、この正式開業日は9月9日、重陽の節句となるめでたい日に決められていました。しかし悪天候で3日延期して9月12日になりました。

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 あれ? 鉄道の日および2022年に「鉄道開業150周年」(関連記事)として盛り上がったのは「10月14日」なのでは……? そう、9月12日は旧暦です。現行の新暦で10月14日になります。


「鉄道開業150周年日」に向け、鉄道話題や各地も盛り上がった

 2022年は150年の節目。「鉄道開業150年」については、2021年末頃から関連ツアーやイベント、記念グッズの告知が増えてきてじわじわググッと盛り上がっていった印象です。JR東日本は「新幹線YEAR」として東北新幹線ほか5方面の「新幹線の周年イベント」も開催しました。E2系電車を東北新幹線開業当時の「200系カラー」にしたことでも話題になりましたね(関連記事)。ほかの鉄道会社も創業、開通などにも絡めた「周年イベントの多い年」でした。

【おトクなきっぷ】:150周年+自粛後の観光需要喚起に「超おトク」攻め、一方で国鉄時代から続く歴史あるきっぷは……

 新橋~横浜間を運行するJR東日本から「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」(関連記事)が発売されました。JR東日本エリアの全線、BRTや第三セクターの普通車自由席に乗り放題。新幹線を含めた指定席も4回まで使えるというおトクなきっぷでした。毎年恒例「秋の乗り放題パス」も「鉄道開業150年記念秋の乗り放題パス」(関連記事)となって特典が増えました。


おトク度が高かった「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」。運行再開した只見線に行った人も多かったのでは?

 筆者が注目したおトクなきっぷは「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」(関連記事)でした。連続する6日間、JR北海道の在来線特急を含む自由席に乗り放題(一部を除くジェイ・アール北海道バスも利用可能)で「1万2000円」という料金にびっくりしました。

 実はこれ、本来は2万4000円のところ、国のJR北海道利用促進策で半額が補助された料金です。何回か販売され、補助金の予算しだいで販売終了となるきっぷでしたが、「既存の北海道フリーパスの半額以下、“札幌~函館の特急列車往復で元が取れる”くらいのお得度」だったので、ネットでも「ついにJR北海道が本気を出した」などと話題になりました。来年2023年の実施にも期待したいですね。

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 おトクなきっぷで盛り上がる一方で、国鉄時代から販売されていた「フルムーン夫婦グリーンパス」がひっそりと終了しました(関連記事)。夫婦(事実婚も可)の年齢合計が88歳以上で利用可能。5日間、7日間、12日間有効の3タイプがあり、グリーン車に乗り放題という、夫婦円満のご褒美きっぷでした。このきっぷがあるから結婚しようと思っていた鉄道ファンもいたかも。婚姻率の低下、離婚率の上昇、少子化が心配です。復活すべきです! なんて、な。

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