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「ラーメン道を突き進む」AKBから経営者へ、後援者ゼロから始めた梅澤愛優香のこれから 中傷被害・週刊誌報道その後を初告白私の人生が動いた瞬間(1/2 ページ)

「非のない中傷には絶対負けない。自分が間違っていないことにはしっかりと対応するべき」

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 人生100年時代といわれる現代、「何歳からでも新しいステージに踏み出すのは遅くない」という考え方が広がっています。著名人も例外ではなく、ある分野で成功を収めた人が転機を経験し、別のフィールドで奮闘する姿は多くの人に勇気を与え、モチベーションやインスピレーションを与えています。


梅澤愛優香さん

インタビュー連載 「私の人生が動いた瞬間

 梅澤愛優香さんは2014年、高校3年生でAKB48の派生ユニット「バイトAKB」のオーディションに合格。約半年の活動を終えた後はアルバイトをしながらラーメン作りを独学で学び、2017年に20歳でラーメン店「八雲」をオープンしました。

 しかし全てが順風満帆だったわけではなく、パンデミックのさ中にあった2021年にはセクハラや中傷被害、殺害予告を受け警察に相談、法的措置を取るまでに(関連記事)。また同時期に週刊誌では材料の産地偽装と報じられ、困難な時期が続きました。

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 ねとらぼでは26歳となった梅澤さんにインタビュー。騒動以来、初のメディア出演でアイドルから4店舗を運営する経営者となった現在、また騒動の裏側や、苦しい時期を乗り切ることができた原動力について聞きました。

20歳での開業、親も周囲も反対していた 「押し切って実現させました」

―― まず“梅澤愛優香”さん、ご自身にしかない強みを教えてください。

梅澤愛優香(以下、梅澤) 私が求める味づくりへの探求心の強さですかね。だから今まで数々の麺料理を生み出すことができました。新しい素材を見つけたらすぐに試して、よりおいしくしたいという気持ちが強くあります。

―― アイドルからラーメン屋へ。全く違う仕事の経験は、現在に生かされていますか?

梅澤 ラーメンづくりにしても、提供するまでの動きにしても、人に「見せる」ではなく、魅了するという意味での“魅せる”ことを意識しています。そこには過去の経験を生かせていると感じますね。

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看板メニューの濃厚豚骨魚介つけ麺(現在は完全予約制

―― キャリア転換を決めるうえで、ご自身にとっての後押しをしてくれた人や、助けになった言葉はありますか?

梅澤 当時まだ20歳だったので、親はもちろん周囲からはむしろ反対されていました。それでも私は開業すると決めていたので押し切って実現させました。

―― 今は経営者として自立されていますが、ご両親の反応も変化しましたか?

梅澤 当時はフリーターで、1店舗目は地元でオープンしました。最初のうちはお店に足を運んでもくれませんでした。それでも実家から通勤していたので、「今日はこんなお客さんが来たよ」「今日はこれくらい売れて」と話をしていくうちにだんだんお店へ来てくれるようになり、直接的な言葉はなくても応援してくれてるのかなと感じられるようになりました。

―― 一般的な視点から見れば、ご両親の反対する気持ちも理解できます。もし梅澤さんが当時のご両親の立場だとしたら「頑張れ」と言ってあげられたでしょうか?

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梅澤 私だったら「本人がやりたいことをやったらいい」と応援してあげたい。ただ両親は会社員で、自営業の経験はないので反対する気持ちも理解できました。税金の処理から何もかも自分でやらなくちゃ。私も勉強するためかなりの時間がかかったし、だんだん覚えていく必要がありました。

「こじはるさん、まゆゆさん、指原さん、私という並び」 “やり切った”アイドル時代

―― 小さいころからアイドルになりたいという夢があったのですか?

梅澤 ちょうど中学時代がAKBの全盛期で、テレビをつけたらいつでも出ている、CMも全部AKBという時期でしたから、「私もアイドルになれたらいいな」と自然に思うようになっていました。オーディションを受け合格し、いろいろなステージに立たせていただきましたが今はもうやり切りました! これからはセカンドキャリアとしてラーメン道を突き進みます。

―― 当時の思い出深いエピソードがあれば教えてください。

梅澤 今も覚えているうれしいエピソードが2つあって、AKB劇場の影ナレを任されてめちゃめちゃ緊張していたとき、川栄李奈さんがさっと横へ来て「大丈夫だよ」と私の肩をたたいて励ましてくれたことがとてもうれしい記憶として残っています。バイトAKBには「自分からAKBメンバーに話し掛けちゃいけない」「目を見ちゃいけない」というルールがあったので、メンバーさんから来てくれたのは相当うれしかったです。

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 また紅白歌合戦のリハーサルでNHKホールのステージに立ったのもいい思い出です。時期的にインフルエンザが流行していて、体調不良のメンバーさんの代わりで、最前列のポジションをやらせていただいたことがありました。隣には、こじはる(小嶋陽菜)さん、まゆゆ(渡辺麻友)さん、指原(莉乃)さん、私という並びで「私、今何しているんだろう……」と。現実味がなさすぎてうれしいを通り越して帰りの電車で具合が悪くなるほどでした(笑)。

―― 今は梅澤さん自身が従業員を抱えて人を選ぶ立場。経営者/プロデューサーの視点から、オーディションを受けた当時の自分をどう評価しますか?

梅澤 オーディションでは100%自分の外見や内面を売り込むことに尽力していたので、いわゆる一般的な面接と比較して考えるのは難しいです。その上で当時の私を振り返ると「よく頑張ったね」と思います(笑)。当時は自分が持っているもの、できることを全てアピールして頑張りました。歌も下手なりに一生懸命歌ったし、やれることはやり切りましたね。

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