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東京藝大、大学関係者を不適切投稿で契約解除 乃木坂46メンバー合格に「職権濫用する時が来た」と投稿か(1/2 ページ)

藝大アートプラザ「あってはならないもの」【追記】

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 東京藝術大学は3月28日、大学構内のギャラリー「藝大アートプラザ」で業務委託しているスタッフが、個人のTwitter上で不適切な投稿をしたとして、契約を解除すると発表しました。

画像は公式サイトより

 該当投稿は、乃木坂46のメンバーが東京藝大への合格を公表したというインターネットサイトのニュース記事を引用リツイートする形で、「職権をついに濫用する時が来ました」と言及したものとみられます。なお、「先ほどのツイートで誤解を招きそうな表現がありました」として、すでにツイートは削除されています。

 東京藝大は該当投稿について、「非常に不適切な投稿」と表現。経緯説明を求めたほか、厳重な抗議および適切な対応を要請し、藝大アートプラザ業務などの契約を解除したとしています。また、東京藝大は今後について、「本学はこのような行為に対し毅然と対応すると共に、学生の安全で安心な就学環境の確保に努めてまいります」と述べました。

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藝大アートプラザ「あってはならないもの」【3月29日10時30分追記】

 「藝大アートプラザ」は3月28日、該当投稿の対象者や東京藝大に学生、大学関係者などに謝罪しました。該当投稿は「その職分を利用して特定の学生に接触することを想起させる内容であり、投稿の対象となった方だけではなく、投稿にふれた方々に不快感と恐怖感を感じさせてしまうものでした」としています。

 そのうえで、藝大アートプラザは東京藝大の学生や卒業生の作品を展示販売する施設であるとして、「芸術活動は本来的に自由な存在であり、何者かの手によって制限を加えられるようなことは絶対に避けなくてはなりません。そのような芸術活動を支援する施設の一員が、大学に在籍する方々、卒業生の方々、また、これから新たに学びの場として籍を置こうとする方々に不安を感じさせるような発言や投稿をすることは、あってはならないものだと考えております」との認識を示しました。

 スタッフの契約については、学生や卒業生に接触する可能性がある職分を解除したと説明。「藝大アートプラザとして、このたびの投稿について皆さまからいただいたご指摘やご意見を真摯に受け止め、二度とこのようなことが起こらないようスタッフ全員で問題を共有し改善してまいります」と述べています。

 なお、Twitter上で本件について発信した学生に対し、藝大アートプラザの責任者から「勉強のために直接会って話したい」という内容のDMが届いた、という報告が一部で上がっていました。藝大アートプラザはその点についても、「藝大アートプラザ運営責任者が、一部の方に直接ご連絡するなど軽率な行為をとったことについても深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。

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