徹底考察「名探偵コナン 黒鉄の魚影」　コナンファンが語り尽くす5つのポイント【ネタバレあり】：赤いシャムネコ・将来の終わりが語る（5/7 ページ）

シャム　そう、「原作が動くんじゃないか……!?」というワクワク感ですよね。そしてもう1つ、今回の映画で注目したいのは、あの大変意味ありげなラストシーンです。ベルモットがフサエブランドのブローチのために、灰原を庇ったかのような描写がある。これはとても大きな驚きで、なぜならこれまで、ベルモットがフサエブランドに思い入れをもっている描写って存在してなかったんですよね。

終わり　フサエが登場するのは原作40巻「イチョウ色の初恋」。阿笠博士の初恋エピソードで、フサエ自身がハーフでいじめられていた……という流れなので、今回の映画のテーマは40巻とも関連しています。

シャム　読み返すと灰原が「アメリカに留学していたとき、東洋系の顔立ちからクラスメイトに嫌がらせを受けていた」という話をしてる。だから作り手は40巻を踏まえて作っているし、逆にフサエブランドを登場させることで原作読者に向けて「40巻を見直してみて」とメッセージを送っているように感じます。……ここからは臆測にすぎないんですが、最新刊である103巻と40巻って関連があるんじゃないかと僕は思っていて……映画でフサエブランドにスポットが当たったことで、「やっぱりそうなの!?」という思いを深めています。

終わり　シャムネコさんが言ってるのは40巻の「あの人」と103巻の「あの人」が似てるっていう話ですよね。マニアックになっちゃうのでここではあまり話しませんが、僕も「これはつまり……こういうことか？」と疑ってます。……とはいえ！　原作読者だとこれだけのワクワクが見えているし、今回の映画だけ見ても素直に楽しい映画になっているのが本作のすごいところですね。

シャム　まだの人は本当に原作を読み始めてほしい、毎週「えっ!?」となりながらサンデーを読んでいるから……。

終わり　数カ月後に出る予定の104巻はアツいから、今からでも追いついてほしい。

最高の水中ラブコメ

シャム　さて、最後になりましたが……そろそろ水中ラブコメの話をしていいですか？

終わり　しましょう。