アオダイショウの卵を採取して1カ月半、卵に切れ込みが……! 無事にふ化した赤ちゃんたちに「なんて神秘的」「かわいすぎる」
青みがかった色合いがすてき。
YouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」に、北海道で採取したアオダイショウが産んだ卵がふ化していく様子が投稿されました。動画は記事執筆時点で8万8000回以上再生され、2000件近い高評価が寄せられています。
投稿主である真夜中のビバリウムさんは生き物が大好きで、100匹くらいのヘビをはじめとするたくさんの生きものたちと一緒に暮らしています。そんな投稿主さんは以前、北海道産の“エゾブルー”と称される青みがかった美しいアオダイショウの卵に光を当てて、その成長具合をチェックする様子を見せてくれました(関連記事)。
アオダイショウのメスは7月10日に卵を産み落とし、この動画を撮影していた時点で産卵から1カ月半ほど経過していたそうです。アオダイショウの卵は産卵から60日くらいでふ化するので、投稿主さんはあと1~2週間くらいで赤ちゃんの姿が見られるだろうと考えていました。
……と思っていたところ、なんと翌日5番の卵に穴が開き、赤ちゃんのお顔がのぞいていたのです。ほぼ丸一日かけて外に出てきた5番の赤ちゃんはしっぽがちょっぴり曲がっていましたが、健康状態に問題はなさそうです。
アオダイショウの赤ちゃんはふ化したてだからなのか、あるいはエゾブルーだからなのか不明ですが、青みがかった美しい色合いをしています。しかしヘビはふ化してから1~2週間後に「ファーストシェッド」と呼ばれる脱皮をするため、その際に色が変わる可能性があるのだそうです。
そして迎えた翌日。6番の卵にも穴が開き、かわいいお顔が見えてきました。数時間後には1番と4番の卵にも続々と切れ込みが入り、その間に無事6番の赤ちゃんが元気な姿を見せてくれたのでした。
強いへこみが見られた2番の卵の安否を心配していた投稿主さんですが、その後3番を除く5個の卵が無事にふ化しました。
投稿主さんによるとヘビの赤ちゃんは卵の中にあった栄養を吸収しているため、ふ化直後はエサをあげる必要がないとのこと。餌付けはファーストシェッドの後からはじめるとのことなので、赤ちゃんのお食事シーンが見られるのは少し先になりそうです。
最後にふ化しなかった3番の卵を確認してみると、中身は無精卵と同じような状態になっていました。最初から無精卵だったのかあるいはどこかで発生が止まってしまったのか不明ですが、6個のうち5個が無事かつ元気にふ化してよかったですね。
エゾブルーの赤ちゃんたちが放つ美しいブルーグレーの色彩に、思わずため息をついてしまった投稿主さんなのでした。
こちらの動画には、「あんなに小さな卵から出てきたとは思えないサイズでビックリです。生まれてきてくれて一安心ですね!」「サムネすごいアーティスティック!ヤマタノオロチみたい!!」「エゾブルーベビーたち元気そうでよかったです!」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
エゾブルーのベビーたちに餌付けをする様子は、YouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」に投稿する予定。X(旧Twitter)(@mayo_viva)とInstagram(@midnightvivarium)にも飼育している生きものたちの様子が投稿されているので、生きもの好きさんは遊びに行ってみると良いかもしれません。
画像提供:YoutTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」
(三日月 影狼)
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