YouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」に、ヘビの卵に光を当ててみたところ、中で元気いっぱいに動いている様子が投稿されました。動画は5万9000回以上再生されています(記事執筆時点)。
投稿主さんは生き物が大好きで、ヘビや鳥、小動物といったたくさんの生きものと一緒に暮らしています(関連記事)。そんな投稿主さんは先日、北海道でペアのアオダイショウを採取。北海道のアオダイショウは“エゾブルー”と呼ばれる、青みがかった美しい色合いが特徴なのだそうです。
オスもメスもまだ体が小さいため、1年くらい成長させてから繁殖に挑戦しようと考えていた投稿主さん。しかしある日、メスがいきなり卵を産んでいてとっても驚いたのだとか。どうやらメスは採取前に交尾をしており、体の中に卵を持っていたようです。
爬虫類の卵は本来、高温かつ高湿度で管理しなければなりません。しかしまさか卵を産むと思っていなかったため発見が遅れ、回収したときには一部の卵が湿度不足でへこんでしまっていました。しかし、ミズゴケを敷いたケースで適温かつ高湿度の状態を保ったところ、3番以外の卵は驚くほどふくらんでパンパンになったのでした。
恐らく全ての卵が有精卵と思われるそうですが、卵は途中で成長が止まり、腐ってしまうこともあります。そこで卵の成長具合をチェックするために光を当ててみると、1番の卵は血管が通っていてヘビの形が見え、さらに動いていることが分かりました。
卵は最初のうちは光を当てると中が透けて、血管が通っている様子が見えるのだとか。成長が進むと透けて見える部分が減っていき、ヘビの形がうっすら分かるようになるのだそうです。こうやって見てみると、卵も生きていることがよく分かりますね。
4番の卵もヘビの形が見え、元気よく動いている様子が確認できました。残念ながら3番の卵は血管が見えず、他の卵と明らかに様子が異なるため、中止卵になってしまった可能性が高そうです。
投稿主さんによると、卵はあと1カ月くらいで孵化する予定とのこと。卵がいくつ孵化するのか、孵化したヘビたちが元気に成長していくのか、見守っていきたいですね。
こちらの動画には、「動いてるーーー!!!!」「あの細い体のどこにこんなデッカイ卵が入ってたのか、何度見ても本当に不思議。みんな無事に孵化しますように」「生命って神秘的 無事に生まれてきてね 待ってるよ!」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
投稿主さん宅で暮らす生きものたちの様子は、YouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」とX(旧Twitter)(@mayo_viva)、Instagram(@midnightvivarium)で見られます。
画像提供:YouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」
(三日月 影狼)
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