生後3カ月で“余命3カ月”と宣告された超大型犬が2歳に……！　獣医師も驚く奇跡に笑顔と感動があふれてる

　余命3カ月の宣告を受けたワンコが大きく成長した姿がYouTubeチャンネル「Fajal Dog ファジャルドッグ Animal アニマル」に投稿され、「これからも１日１日の成長が楽しみだよ」「大きくたくましくなりましたね、うれしいです」とよろこびと応援の声が寄せられています。

　話題となっているのは、グレートデンの「アルファ」くんです。グレートデンは超大型の犬種で、成犬になると体重は、雄で54～90キロにもなります。

　アルファくんは、2021年8月に生まれた男の子。飼い主さんのお家にやって来た生後3カ月のころに、先天性疾患（巨大食道症）が見つかり、「余命3カ月」と宣告されました。

　「巨大食道症」は、口に入れたものを胃に到達する前に吐き戻してしまうため、水分さえ取るのが困難になる疾患です。

　痩せ細っていたアルファくんに飼い主さんは、なるべく吐き戻さないような体勢を取れる特製の椅子を作ったり、嘔吐したもので誤嚥性肺炎を起こさないように縦に抱っこしたり……。献身的なお世話を続け、奇跡的に1歳を迎えた日のことは以前も話題になりました（関連記事）。

　奇跡の1歳を迎えてからさらに1年……。2歳の誕生日の3日前に定期検診で動物病院を訪れたアルファくん。約2年前の痩せ細った体つきからは想像できないほど大きく立派に成長しました！　体重も順調に増えて45.75キロと雄の成犬の標準体重まであと少しです。

　ママさんが「あと3日で2歳です」と獣医師さんに話すと、「そうですね、スヌーピーと同じ誕生日。うちの親父と一緒です」と返す診察室にはおだやかな笑い声が……。成犬になれただけでなく成長していることに、アルファくんに関わってきたみんながうれしそう！

　2023年8月10日、アルファくんは2歳を迎えることができました。疾患は治ったわけではなく、今も吐き戻しは続いていて、気圧の変化が体調に悪影響を与えることも……。

　それでも、「明日が来るかどうか分からない」状況からは脱したアルファくん。これからも優しい飼い主さんと獣医師さんたちのもとで、もっともっと大きく成長して長生きしてほしいと願わずにはいられません。

　ママさんは、アルファくんが短命だと思っていたので“しつけを怠ってきたこと”が目下の悩みだと笑えるようになりました。そんなアルファくんの元気な姿は、YouTubeチャンネル「Fajal Dog ファジャルドッグ Animal アニマル」やInstagram（@fajaldog）で公開しています。

画像提供：YouTubeチャンネル「Fajal Dog ファジャルドッグ Animal アニマル」

（Yuki ブログ／Instagram）

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