パリ開会式でまさかの事件……　絶望するイタリア選手、川に沈んでいく指輪見つめ「無限に続いた一瞬」（1/2 ページ）

　パリオリンピックで2大会連続の金メダルを目指すイタリアの選手が、7月27日にInstagramを更新。開会式で結婚指輪を紛失したことを明かし、妻に謝罪しました。

　現地時間26日にパリ・セーヌ川で行われた開会式。各国の選手団が線上でパレードを行いました。

　イタリア選手団で旗手を務めた陸上男子走り高跳びのジャンマルコ・タンベリ選手でしたが、Instagramでは、「ごめんなさい、本当にごめんなさい」と妻へ向けて謝罪。「雨が降りすぎていたのか、この数か月で体重をあまりにも落としていたからなのか、抑えきれない興奮のせいか」とつづりながら、「指輪が僕の手からこぼれ落ち、それが（川へと）飛んでいくのを目にした。ボートの中で指輪が弾んでいる間、その行方を凝視しながら見送った」と、結婚指輪が川へ沈んでしまったことを明かしました。

　国旗を高く掲げようとしたときに事件は起こったようで、「無限に続いた一瞬」と絶望を露わにしたタンベリ選手。しかし、セーヌ川にまつわる“永遠の愛”のエピソードにかけてか、「しかし、もしそうならなければならないのなら、これ以上の場所は考えられない」とつづりながら、「もし君が望むなら、君の分もあの川に投げ込もう。そうすれば2人は永遠に一緒にいられるし、君と再婚する口実が増えたよ」と結んでいます。

　最後には「さらに大きな金を持って帰国できる良い前兆となりますように！」と8月10日に行われるパリ五輪の男子走り高跳びへ向け、意欲をつづりました。