「モテ声カフェ」でニヤニヤ! モテ声店員に「愛してるよ」と言わせてみた

すてきな声の店員さんが接客してくれる「モテ声カフェ」に潜入。スマイル0円ならぬ「モテ声0円」というメニューを注文してみた。いやー、ニヤニヤが止まりません。どうしよう!!

» 2011年05月20日 15時48分 公開
[笹山美波,ITmedia]
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 JR渋谷駅のそばに、すてきな声の男性店員が接客してくれるお店「モテ声カフェ」がある。のどに良いといわれる食材を使った料理を楽しめ、スマイル0円ならぬ「モテ声0円」を頼めば、好きなせりふを店員がささやいてくれる。

 ちょっまじで!! どうせなら、あんなせりふやこんなせりふを言わて……だめだ、妄想するだけでニヤニヤが止まらない(コーフン)。これは体験するしかない。ということで、記者(22歳、♀)は潜入してみることにした。


画像 モテ声カフェの外観
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画像 カフェは線路沿いにある
画像 開放感有るウッドデッキのテラス

すみません「モテ声0円」お願いしまーす

 モテ声カフェは5月8日の声の日(5=コ、8=エ)にオープンした。音声投稿サイト「こえ部」を手がけるカヤックの鈴木啓央さんと東京工芸大学の森山剛助教が4月に設立した「声総研」がプロデュース。6月9日までの期間限定だ。


画像 のどに良いというごぼうを使ったクリームパスタ
画像 ゆずシロップをかけた「なめらか杏仁豆腐」でのどをいたわります

 渋谷のアジアンカフェ「CANTIK」内にあり、通常メニューに加え、ごぼうや生姜、はちみつなど、のどに良いといわれる食材を使った料理を楽しめる。メニュー名も、夜の「4158(よいこえ)コース」や昼の「1158(いいこえ)コース」などこだわっている。


画像 見た目にもさわやかな「ハニーレモン・スカッシュ」
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画像 「モテ声カフェ」仕様のかわいいコースター

 美声の男性店員「モテ声店員」が接客してくれるのが特徴。声優でやさしい声のエイさん、劇団の研修生で低音が魅力のソウイチさん、少年ボイスでこえ部でも活動しているショウタさんなど、5人いる。出勤スケジュールはサイトで確認できる。

画像 モテ声店員のエイさん

 そんな5人に好きなせりふをささやいてもらえるサービスが、スマイル0円ならぬ「モテ声0円」だ。せりふの希望がなければ、「お叱り」「励まし」「癒し」の3つのシチュエーションから選んで注文することも可能。客の半数以上が注文する人気サービスになっている。

 「プロポーズしてください」「執事の設定で語りかけてください」――など、客の要望は様々という。「ドSな感じで叱りつけてください」という注文には「そんな仕事いつまでやってんだよ。早く本気出してみろよ!」と返したりする。えっどうしよう、本気で萌えるんですケド。

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 記者も早速頼んでみることにした。ゴールデンウィークも過ぎ、五月病でお疲れ気味の記者。どうせなら愛の言葉でやさしく包んで欲しい。「ストレートに『愛してるよ』でお願いします」――店員のエイさんに恐る恐る注文してみた。

 「では目を閉じて聞いてください」とエイさん。お茶でのどを潤し、一呼吸置いて……「みなみ、愛してるよ」。色気のある低音がふわっと響き、記者の耳を突き抜けていった。ぎゃーーー! やばい! 照れる! すみません、もうメロメロです。

 興奮してモテ声0円のおかわりができるか訪ねたところ、余裕がある時には対応するが、基本は1人1回までとのこと。しょんぼり。個人的な趣味だが、次回は本気で叱りつけてもらうバージョンで注文してみようと思う。

記者はモテ声になれるのか! レッツ診断

画像 店内に「VQチェッカー」のブースが

 店内には「モテ声度」を診断する「VQチェッカー」を設置している。声総研によると、モテ声とは恋愛や仕事の場面で異性から好印象を持ってもらえる声のこと。例えば、男性なら俳優の福山雅治さん、女性なら女優の仲間由紀恵さんなどがモテ声にあたるらしい。VQチェッカーは、声の高さや滑舌、声量など5つの要素で診断する。

 特設サイトでも試すことができ、これまでに約10万2千人が診断。平均は50~60点代で、私をメロメロにしたあのエイさんさえも90点と、採点はなかなかシビアだ。店内でVQチェッカーを試して90点以上を出すと、ドリンク1杯か根菜チップス1皿をもらえる。よし、記者も挑戦だ!


画像 「VQチェッカー」について説明するエイさん
画像 記者も「VQチェッカー」を試してみる。エイさんの前で「すてきな声の人が好き」と言うのは少し恥ずかしかった
画像 診断結果には点数と成績が表示される

 診断は、PCに向かって「すてきな声の人が好き」というせりふをしゃべるだけだが、か行とさ行が混ざっているため、結構難しい。自宅で試したときは62点だった記者。モテ声カフェのメニューを食べて、再チャレンジすると……74点。PC画面には「もっとアナタの声を聞かせて!」とのメッセージも。これはうれしいぞ。

 エイさんによると、良い声を出すポイントは「腹式呼吸」「口角をあげる」「滑舌良く」、自分の声に近い「いい声の人の声をイメージして発声する」こと。これに加えて、エイさんは毎日発声練習したり、1年中加湿器を付けたりしてケアしている。だが……「モテ声のはずなのに、モテないんです。声以外に問題あるんですかねー」(エイさん) えっ!


画像 エイさんには月曜と水曜のディナーと日曜に会える(月曜のみ隔週)

 モテ声カフェでは、ボイストレーナー秋竹朋子さんによる無料レッスンも週1回開催中。VQチェッカーで分かった声の弱点を改善できる。各回先着10人までなので、レッスンを受けたい人は早めの予約がおすすめだ。

 「一緒にいい声になって、声に自信を持ってもらうことで、人や日本に元気を与えられたら」とエイさん。声に興味がある人は1度訪れてみては。きっと私のようにニヤニヤが止まらなくなるはずだ(?)

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