パクチー愛あふれすぎなサイト「Paxi」って知ってる?:全力でパクチってけよ!(2/2 ページ)
パクチーだらけすぎる店
パクチーハウス東京は、小田急線経堂駅から徒歩5分程の場所にある。店内は一見普通のカフェのようだが、よく見ると箸や皿にパクチーの絵が描かれていたり、観葉植物としてパクチーが植えられていたり……。おまけに店員が着ている制服もパクチー色。どこを見てもパクチー! さすが“聖地”だ!
全てのメニューにパクチーが入っている。名物「パクチもヒートアップ」は、ミントの代わりにパクチーを入れたモヒート。ラム酒、ソーダ、パクチーという衝撃の組み合わせに動揺しつつ飲んでみる。ラムの甘味と炭酸ののど越しにパクチーの香りが意外とマッチしている。スプーンですくって中のパクチーを食べると、シャキシャキの食感や独特の苦味が。もう、やめられないとまらない!
人気メニューの「ヤンパク」も食べてみた。オリジナルスパイスで炒めたラム肉とパクチーを合わせたシンプルな料理だ。個性の強い食材の組み合わせだが、ラムの癖はパクチーが緩和し、パクチーの苦みはラム肉のうま味で気にならなくなっている(と思う)。
パクチーを追加注文できる「追パク」やパクチーと水菜とネギが入った「パクチーサラダ」もおすすめだ。パクチー嫌いな人にとっては、眉をひそめてしまいそうな料理ばかりだが、新鮮なパクチーを使用しているためか、香りや苦みがさわやかに感じられるはず。パクチーを食わず嫌いだった人は是非チャレンジして欲しい。
一通り堪能した後、小麦粉でできた生地にパクチーを練り込んだ「パクチー麺」をお土産に購入した。3食入りで630円。肉味噌と合わせてジャージャー麺風にするとうまい! シメに麺のゆで汁(佐谷社長によると通称「パク湯」)を飲むと口の中がすっきりする。Paxiのページでも販売している。
パクチーハウスは“交流する飲食店”
「人と人が交流する飲食店を」――佐谷社長はこんな思いでパクチーハウス東京をオープンしたという。そのため、客はみな相席になる仕様。乾杯の際は「ビラビラビーラ! パクパクパク!」とオリジナルの乾杯の音頭「カンパク」を全員で唱える。パクチーの葉の形をした帽子を貸し出すなど、客同士の会話を促す仕掛けも用意しており、Twitterアカウントや連絡先を交換する客の姿もよく見られるそうだ。
「パクチーオフ」と呼ばれるオフ会の予約は週に10回に上っているという。オープン当初は佐谷社長が自らPaxiで企画したオフ会ばかりだったが、今ではユーザーが企画した集まりがほとんどだそうだ。「パクチーハウスで経験したポジティブなコミュニケーションを違う場所でもおこなって、どんどん広めてもらえたら」と佐谷社長はうれしそうに語っていた。
Paxiとパクチーハウス東京を通じて、以前よりもパクチーの虜になってしまった記者。パクチーをタッパーに入れて持ち歩くことを決意した。早速、昼食のお弁当にも追パク。これでパクチー狂に仲間入りできたかもしれない。パクチーを食べたい人は遠慮なく声かけてね! 喜んでおすそ分けします。
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