ホッケーゲームで協調性は養えるか!? タッチパネルで遊ぶ「Line Ho!ckey」が難しいインタラクション2012

Line Ho!ckeyは、大きなタッチパネルのテーブルを使い2人1組で遊ぶホッケーゲーム。仲間同士の息をぴったり合わせないとホッケーを打ち返すどころか、ラケット代わりの線すらも表示されない難しい作りだ。

» 2012年03月19日 12時19分 公開
[笹山美波,ITmedia]
画像 Line Ho!ckey

 大きなタッチパネルのテーブルで遊ぶホッケーゲーム「Line Ho!ckey(ラインホッケー)」が「インタラクション2012」(日本科学未来館、3月15〜17日)で展示されていた。2人1組のチーム対抗で戦うルールで、仲間同士の息をぴったり合わせるのがポイントになっている。

 タッチパネルのホッケー台は、幅が両手を広げたくらいの大きさ。その周りに置かれたイスに座ってプレイする。画面に表示された「GAME START」の文字を4人で同時に指でタッチすると円盤が現れ、本物のホッケーゲームのように滑りだす。

画像 2人の息を合わせてラインを作る

 仲間と自分の指先を結んだラインが現れたら、これをラケット代わりに相手のゴール目がけて円盤をはじき返そう。円盤がゴールに入れば得点ゲット。ただしラインは約30センチ以内の近い距離で画面を同時にタッチしないと描かれず、しかも1秒で消えてしまう。ペアで協力し合わないと操作できないちょっと難しい作りだ。

 チームプレーがゲームの「ミソ」になっているのは、Line Ho!ckeyが人間の社会性や協調性を教育するためのシリアスゲームとして作られたため。また開発した日本大学生産工学研究科修士1年の武田智裕さんによると、ラインの出現条件を簡単にするとすぐにコツが分かって攻略できてしまうため、あえて難しくしたそうだ。

 ちなみに画面を同時に4人でタッチする時、それぞれのプレイヤーをどう判別しているかというと、その秘密は椅子に隠されている。プレイヤーが座る椅子にはそれぞれ周波数の異なる微弱な静電気が流れており、プレイヤーの体を通して伝わる4種類の静電気をディスプレイ側が区別し、認識する仕組みだ。

 Line Ho!ckeyは今後、同大学のオープンキャンパスや文化祭でも展示する予定。遊んでみたい人はぜひ足を運んでみよう。

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