「ひねくれた子だった」――浦沢直樹が語る幼少時代、「MONSTER」「20世紀少年」制作秘話:Japan Expoでフランス人熱狂(1/2 ページ)
「Japan Expo 2012」でマンガ家・浦沢直樹氏が講演。ライブアートにHemenwayとのセッションライブなどファンサービスもたっぷりで会場はスタンディングオベーションに包まれた。
現在週刊モーニングで「BILLY BAT」を隔週連載中の浦沢直樹氏。過去には柔道の田村亮子選手のニックネームの元となった「YAWARA!」や唐沢寿明主演で映画化もされた「20世紀少年」などを描いた日本を代表するマンガ家の一人だ。日本から遠く1万キロ離れたフランスでも大きな人気を獲得している。
今年3月にフランスで発売になった「BILLY BAT」の売り上げは上々。フランスで毎年開催されている欧州最大のマンガ祭「アングレーム国際漫画祭」では2004年に「20世紀少年」が長編漫画賞を、2011年に「PLUTO」がインタージェネレーション賞を受賞するなど文化的な評価も高い。
そんな浦沢氏が、毎年パリで開催されている日本文化の欧州最大のイベント「Japan Expo」(7月5日〜8日)に公式ゲストとして招待され、講演やサイン会、ライブを行った。大物マンガ家の来仏とあって現地のファンたちの熱気もすごく、複数回行われた講演はどれも超満員だった。
就職試験で小学館に行ったが……マンガ家・浦沢直樹の誕生秘話
講演は浦沢氏の生い立ちから始まった。人気作品を多く生みだしている浦沢氏がどのような幼少期を過ごしていたのか、様々な物語が生まれた背景にはどのようなものがあったのか、フランスのファンたちは興味深く耳を傾けていた。
浦沢氏いわく、物心ついた時から既に絵を書き始めていたとか。4歳の頃のデッサンには「手塚治虫」とサインが入っていたというエピソードには会場が笑いに包まれた。
また本人自ら「ひねくれた子だった」と語るように、小学生の時にクラスメイトが書いた「幸せな家族の小説」に対抗し、あらゆる不幸が家族に降り注ぐという小説を書き、先生に叱られたというエピソードも。この頃から早くもストーリーテラーとしての片鱗をのぞかせていたようだ。
13歳の時に読んだ手塚治虫の「火の鳥」に衝撃を受け、マンガの世界にさらに入っていったという。「この時から今日にいたるまで自分のマンガ観は変わっていない」(浦沢氏)。
中学・高校にあがると、陸上や音楽に熱中するようになり、それまでと比べマンガからは少し離れていた。ただし、陸上や音楽でどんなに疲れていても絵を描くことを休むことはなかったという。ギターに夢中になるなかで出会ったボブ・ディランが後に「20世紀少年」に活かされることになる。
大学に入り、就職活動の時期になると、浦沢氏は編集者を目指した。マンガ家を目指さなかったのは、自分の好みのマンガは売れていないものばかりなので、自分がマンガ家になっても楽な生活はできないだろうというのが理由だと語る。
就職活動のなかで、小学館の就職試験に行った際、自分が書き溜めていたマンガ原稿を見せると小学館の編集者から新人賞への応募を勧められた。なりゆきで応募したその新人賞を見事受賞。当初は「1年間くらいのつもり」でマンガ家の道へ進むことを決意したが、「そのまま30年経って今に至る」(浦沢氏)という。
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