レビュー
» 2013年08月15日 11時55分 公開

“艦娘”ともっと戦いたい「艦これ」提督のための「日本海軍ウォーゲームガイド」矢尽き刀折れるまで一緒に奮戦しよー!(1/4 ページ)

提督諸君、敬礼! 艦娘たちは元気かな。 諸君は彼女たちの「本当の姿」を知りたくないか? なに! 知りたいか! ならば“こっちの世界”にいらっしゃい。さあさあさあさあ!

[長浜和也,ITmedia]

諸君! これは本格的な艦隊編成ウォーゲームなのだ

 いやー、おじさんは非常にうれしい! 「艦隊これくしょん」のおかげで、日本海軍とその艨艟(もうどう)に興味をもってくれた提督が、いまや、30万人……、え、なに、もう、40万人、だっ、て……、とにかく、凄まじい勢いで増え続けているという。

 これまで誰も興味を示さなかった「軍艦うんちく」も、「同じ高雄級なのに、高雄と愛宕、摩耶と鳥海で衣装が異なるのは、高雄と愛宕が大改装を受けて艦容と兵装を新造時から大きく変えたのに、摩耶と鳥海は改装を受けないまま最後まで新造時のままだったんだからだぜー」とか「さらに、高雄と摩耶がショートカットヘアで愛宕と鳥海がロングヘアなのは、愛宕と鳥海に艦隊司令部関連施設を用意しているからなんだね、きっと」とか、社内で口にしても「ほうほう、それでそれで」とついてきてくれる世の中になった。う、う、う、うれしいよおぉぉぉぉおおう!

いわずと知れた日本で最も有名な海軍ウォーゲーム「艦隊これくしょん」であーる! 参戦した提督の数は、な、な、なんと40万人を突破した。100分の1でも4000人、1000分の1でも400人。すげー!

 そんなこんなで、戦車や航空機、果ては、ガンダムというミリタリーのメジャージャンルと比べて、いまひとつ相手にされていなかった軍艦好きのおじさんも救済してくれた艦隊これくしょんは、娘育成ゲームとしてのインパクトが強烈で、敵軍の設定がファンタジーであったり時間と距離の設定がアブストラクトであったりするが、意外と(というと失礼かもしれないが)、ウォーゲームとしての設定も史実に近くなるようにデザインしていたりする。

 艦娘のスペックでは、火力、装甲、速力、そして、回避などなど、ウォーゲームとしては一通りの項目をそろえている。戦闘解決では、航空戦が攻撃隊の制空隊と上空直衛機の戦闘から始まり、艦艇側の対空射撃を生きのびて急降下爆撃や雷撃を行う。水上戦闘では射程の長い艦から先制の砲撃が行う一方で、夜戦になると射程に関係なく駆逐艦でも必殺の雷撃で先制できる。これは、空母戦や水上戦を再現する本格的なボードウォーゲームと共通するフローだ。さらに、“艦これ”提督たちの分析によると、陣形や(ランダムに決定するらしいが)彼我の会敵位置関係が戦闘結果に影響するという。

 艦隊の編成では、出撃する艦を動かすだけの燃料と資材を用意しなければならず、残っている燃料と資材によってはベストメンバーで艦隊を構成できないジレンマに陥ることになる。損傷した艦の修理も資材がないとままならない。これは太平洋戦争を扱うウォーゲームでは必須の「燃料と物資の不足で思うように動けない連合艦隊の苦しみ」を再現している。

艦娘で人気の高い航空母艦「赤城」(写真=左)に駆逐艦「島風」(写真=中央)、そして、とにかく見た目が凄まじい航空戦艦「伊勢」(写真=右)。艦娘のデザインは、実在した軍艦の逸話を絶妙に取り入れていて、そのうんちくで話し合うのも、“とても重要な”楽しみとなっている

 かように、多くの提督たちが娘たちの育成に夢中になりながらも、知らず知らずのうちに海軍作戦の仕組みと日本海軍と同じ苦しみを体験し、日本にかつて存在した多くの艨艟にまつわる逸話を知ることになった。「ああ、あのとき、サマール沖で栗田艦隊の生き残りとハルゼーが派遣したリーのTF.34が会敵していたら、大和も思い残すことはなかったろうに」と思う提督もいるかもしれない。

 さらに、自動で処理が進む空母戦や水上戦、そして、夜戦で、自分で艦娘……、いや、軍艦を指揮して、単縦陣や輪型陣の効果や同航戦と反航戦の違い、丁字を喰らったときにどれだけ不利なのかを具体的に知りたくなるはずだ。そして、何より、自分が愛する艦娘たちが、実際はどれだけの実力を持つのかも気になるだろう。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2110/20/news075.jpg 「シーンとなった球場に俺の歌声がして……」 上地雄輔、後輩・松坂大輔の引退試合で“まさかのサプライズ”に感激
  2. /nl/articles/2110/19/news191.jpg 【その視点はなかった】古参オタクがネタバレしないのは、優しさではなく単に「初見にしか出せない悲鳴」を聞くために生かしているだけなのでは説
  3. /nl/articles/2110/19/news190.jpg 亀田家の末っ子が「ずっとしたかった鼻整形」公表 「パパは了承すみ?」と父・史郎を気にかける声殺到
  4. /nl/articles/2110/20/news101.jpg 中尾明慶、“新しい家族”の誕生にもう「超カワイイ」 6万円超の赤ちゃんグッズ代にも満面の笑顔 「喜んでくれたらいい」
  5. /nl/articles/2110/20/news089.jpg 保田圭、転倒事故で“目元に大きな傷”を負う 「転んだ時に手をつけなかった」痛々しい姿に心配の声
  6. /nl/articles/2110/19/news043.jpg 「学校であったつらいこと」を市役所に相談したら対応してくれた――寝屋川市のいじめ対策が話題、監察課に話を聞いた
  7. /nl/articles/2110/20/news081.jpg 篠田麻里子、前田敦子とともに板野友美の出産祝い 赤ちゃん抱っこし「こんな小さかったっけ〜ってもう懐かしい」
  8. /nl/articles/2110/19/news188.jpg ポンと押すだけで転売対策できる“転売防止はんこ”登場 「転売防止に役立つハンコは作れませんか?」の声から商品化
  9. /nl/articles/2110/18/news113.jpg 「ちびちゃん自分で書いたの?」 賀来賢人、“HAPPY”全開なイラストへ反響「愛情かけて育てているのが伝わります」
  10. /nl/articles/2110/19/news139.jpg 梅宮アンナ、父・辰夫さんの“黒塗り看板”が1日で白塗りに 今後の対応は「弁護士を入れて双方話し合い」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 葉月里緒奈、美人な元マネジャーと“再会2ショット” 「共演した俳優さん達は私ではなく彼女を口説いてました」
  2. docomo×進撃の巨人キャンペーンの商品「リヴァイ兵長フィギュア」が悲惨な出来だと話題に → 公式が謝罪「対応方法を検討しております」
  3. 有吉弘行、妻・夏目三久との“イラストショット”を公開 蛭子能収からのプレゼントに「下書きも消さずにうれしい!!」
  4. 「印象が全然違う!」「ほんとに同じ人なの!?」 会社の女性に勧められてヘアカットした男性のビフォーアフター動画に反響
  5. 梅宮アンナ、父・辰夫さんの看板が黒塗りされ悲しみ 敬意感じられない対応に「残酷で、余りにも酷い行為」
  6. 子猫が、生まれたての“人間の妹”と初対面して…… 見守るように寄り添う姿がキュン死するほどかわいい
  7. 工藤静香、バブルの香り漂う33年前の“イケイケショット” ファンからは「娘さんそっくり」「ココちゃん似てる」
  8. 板野友美、エコー写真とそっくりな娘の顔出しショットを公開 ぱっちり目の美形な姿に「こんな美人な赤ちゃん初めて見た」
  9. 後藤晴菜アナ、三竿健斗との2ショット写真で結婚を報告 フジ木村拓也アナ、鷲見玲奈アナからも祝福のコメント
  10. 「とりあえず1000個買います」 水嶋ヒロ、妻・絢香仕様の“白い恋人”に財布の紐が緩みまくる