伝統文化とオタク文化が融合! 「土師祭」に『らき☆すた』神輿あり!

「らき☆すた」の聖地・鷲宮の祭りに、今年も「らき☆すた神輿」が登場した。

» 2013年09月27日 09時29分 公開
[Tokyo Otaku Mode]
tokyoOtakuMode

 日本では2007年にTV放映され、そのキャッチーなOP曲『もってけ!セーラーふく』で一斉を風靡したアニメ『らき☆すた』をあなたは覚えているだろうか。仮にあなたの答えが「No」だとしても、きっとだれも驚かないだろう。なぜなら日本では新作アニメが1年間でおよそ100以上も放映されるのだ。6年も前のアニメだから、覚えていないのも無理はない。

 しかし『らき☆すた』の舞台となった鷲宮の人々は、今なお作品を大切にし続けている。その象徴とも言えるのが、1年に1度開催されるお祭り「土師祭」だ。土師祭は、一説には東京近郊で最古とも言われる神社・鷲宮神社に奉納されている神輿を人々が担いで、鷲宮の町を練り歩くお祭りだ。

重要文化財にも指定されている鷲宮神社

 その伝統あるお祭りに、2008年、全く新しい神輿が誕生した。それが「らき☆すた神輿」だ。金箔で装飾された、重厚で伝統的な神輿とはうって変わり、全面に『らき☆すた』に登場するキャラクターたちのイラストをしつらえたそのさまは、まさにオタクのための神輿といえるだろう。この、「らき☆すた神輿」を鷲宮の人々は、神輿が作られた2008年から毎年欠かすことなく、伝統的な神輿とともに土師祭で担いできた。

これが伝統的なお神輿。下のらき☆すた神輿と見比べてほしい
そしてこちらが「らき☆すた神輿」。スタッフTシャツにも『らき☆すた』のキャラクターがプリントされている

 そして今年も、また土師祭の季節が来た。2013年9月1日、らき☆すた神輿が出来て6年目の土師祭を迎えた。当日、天候は生憎の荒れ模様で、度々のゲリラ雷雨に、祭は何度も中断を余儀なくされた。そんな悪天候の中、日も落ち、ついに神輿を担ぐ瞬間がやってくる。

 小雨が降る中、神社のまわりは独特の熱気に包まれ、男たちの気合の掛け声を皮切りに、らき☆すた神輿はゆっくりと動き出した。『らき☆すた』の登場キャラクター・白石稔役の少年が神輿に乗り、笛で音頭をとると、神輿を担ぐ男たちからは「こなた! こなた!」コールが巻き起こる。『らき☆すた』の主人公の名前が鷲宮の町に響き渡るその様子は、ファンにとって胸の熱くなるものだろう。

祭りの熱気が、その夜、街中を支配していた

 蓋を開けてみれば、悪天候であったにもかかわらず、昨年よりも1000人多い、7万3000人もの人々が今年も土師祭に訪れた。鷲宮の人々の、6年たっても色褪せない『らき☆すた』へのこだわりが、今なお多くのオタクの心を掴んで離さない。土師祭は、伝統文化とオタク文化の融合の喜ばしい成功例といえるだろう。

土師祭 公式ホームページ

英文:Traditional Culture and Otaku Culture Unite! Lucky Star Mikoshi Created for Hajisai!

© Tokyo Otaku Mode Inc.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」