なぜベストを尽くしたのか つまようじを削ってスク水を作った人現る

細かすぎてよく伝わるスク水とつまようじへの愛。

» 2014年09月16日 12時55分 公開
[高城歩,ねとらぼ]

 少し肌寒くなり秋を感じる昨今。何も夏らしいことをせずに夏が終わってしまう! まずい! とあせりがつのる方にぜひ見ていただきたい動画が投稿されていました。その名も「爪楊枝を削ってスク水を作ってみた」。

 まずはご家庭にあるつまようじを用意します。そして「つまようじの中に体が見えてくるのでそれをなぞるようにけずります」……体が見えてくる、とは。しかし、削ったものを見るときちんとスク水に見えてくるから不思議です。そしてけずった部分を白や紺などお好みの色で塗装して完成です。おおー、胸元に白いゼッケンをつけることによって紺色のスク水のリアリティが増しています。

 また、腰のくびれ、おしりのラインなどに全力を注ぐところもポイントです。その上、質感を出すためにやすりがけを4回も施すというその努力からは並々ならぬスク水、いや、つまようじへの愛を感じずにはいられません。1円玉と比較してみると、本当に小さな世界に突然スク水が降臨しています。何があなたをそこまでさせるのか、私気になります!

 投稿者であり制作者の「そーき(爪楊枝P) さん」は「完成して写真を撮りながら“一体何をやっていたんだろう”と思いました」とコメント。その場の勢いに身を任せた結果、制作後に我に返った時に感じるこの虚無感ですら夏が終わる時期の切なさと重なり、なかなか味わいがあるではありませんか。紺色スク水つまようじ(ゼッケン付き)を眺めながら今年も過ぎ行く甘ずっぱい季節に思いをはせてみましょう。

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