最強のトイレ消臭剤を決める実験をやってみた
1週間、トイレであらゆるニオイを嗅ぎまくりました。
100円ショップで買ってはいけないものの代表格がトイレの消臭剤だと思う。ほのかな香りで嫌なニオイを誤魔化す程度で、まったくと言っていいほど消臭効果はない(気がする)。これは実体験だから間違いない。消臭剤は、それなりのものを買わなければ意味がないのだ。とはいえ、そもそもトイレの消臭剤で満足したことがない。というよりも、真剣に嫌なニオイを消そうと、悩みに悩んで消臭剤を買ったことがない。
「そろそろ、最強のトイレ消臭剤を知るときが来たのではないか」――。
筆者のそんな思いが、今回の実験へと駆り立てた。実際に消臭剤を使い比べてみて、その効果を検証するというものである。
調べてみると、消臭剤は「据置タイプ」と「スプレータイプ」の2つに分けられる。そして、これらよりややマイナーな存在として「液体タイプ」というのがあるそうだ。そこで、世間での認知度、ネットの口コミなどを考慮し、それぞれのタイプから今回の実験にエントリーする消臭剤を選抜してみた。
エントリーナンバー1
据置タイプ代表「トイレの置き型ファブリーズ あふれるフレッシュグリーンの香り」
ニオイキャッチャーゼリーがアンモニア臭を中和して消臭。ほのかな香りでトイレ空間を快適にしてくれる。消臭界の代表ともいえるファブリーズからは、置型タイプの消臭剤が参戦。Amazonランキングではトイレ消臭剤部門で1位を獲得している。スプレータイプに比べ、瞬発力にやや不安あり。
エントリーナンバー2
スプレータイプ代表「エステー トイレの消臭力スプレー 無香料」
T.M.Revolutionらが出演するCMが話題。3D広角ジェット噴射で瞬時に効き目が広がり、天然消臭成分が悪臭を消す。効果が見えやすいことで人気なのがスプレータイプ。従来の商品よりも噴射力が増した商品。
エントリーナンバー3
液体タイプ代表「ハッピーワン 1滴瞬間消臭」
トイレの前に一滴垂らすだけ。水面に膜をはり、嫌なニオイをもらさない。芳香剤では効き目のなかったニオイを完全消臭。携帯に便利で女子高生に人気の商品なんだとか。ピンククリスタルの香りとはどんなものか気になるところ。
エントリーナンバー4
微生物タイプ代表「コジット バイオトイレの臭いに」
バイオ(微生物)が空気に触れて活動を始めると、抗菌物質を発生してニオイの元を抑える。無臭。消臭剤界の中でも異色の存在である微生物タイプが特別にエントリー。ほとんどの消臭剤が芳香剤の効果もある中、こちらは唯一無臭。ニオイを取るためだけに作られたとあり、期待が高まる。
以上、4つの消臭剤の中から最強が決まる。
検証実験の方法は、大便をした後に、第三者がそのニオイを嗅ぐといういたってシンプルなもの。便のニオイを嗅がせてくれたのは26歳男性会社員。ニオイ判定人として筆者とともに女性1人が協力してくれた。
このようにして嗅いでいく。
そして。約1週間に及ぶ実験結果をここに報告する。
据置タイプ代表「トイレの置き型ファブリーズ あふれるフレッシュグリーンの香り」の感想
- 広いトイレが、あっという間にフレッシュグリーンの香りで包まれた。
- 大便の嫌なニオイは残らず、フレッシュグリーンの香りが広がったまま。まるで青空トイレのような爽快感に包まれる。
- しかし、人によっては、香りがキツすぎるかもしれない。それくらい匂いが強い。
- 好みの香りじゃない場合、リラックスして用を足せないというデメリットを発見。
スプレータイプ代表「エステー トイレの消臭力スプレー 無香料」の感想
- さすが3D広角ジェットなだけあり、噴射の威力が強い。
- 大便の嫌なニオイを、風圧で飛ばしてしいるような気持ちになれる。
- 無香料ではあるものの、芳香剤が含まれているため、不思議な香りが残る。
- この不思議な香りが、意外と不快。「スプレーを噴射した感」が丸々残るため、なんとなく大便を想像してしまう。
液体タイプ代表「ハッピーワン 1滴瞬間消臭」の感想
- 一滴垂らすだけというのが手軽で嬉しい。
- 垂らした瞬間はなんの変化もない。
- 大便後水を流すと、りんごのような香りが広がる。恐らくこれがピンククリスタルの香り。女子の部屋っぽい香り。
- 嫌なニオイはない。ただ、ピンククリスタルの香りが結構強く残る。数分後まで残る。
微生物タイプ代表「コジット バイオトイレの臭いに」の感想
- トイレ内が無臭。
- 大便後も無臭。ニオイらしきものはほとんど残らなかった。
以上の結果を鑑みて、最強のトイレ消臭剤決定戦の1位に輝いたのは、微生物タイプ代表「バイオトイレの臭いに」だった。
ニオイ判定人によると、「『クサっ!』ってことは一度もなく、それぞれに高い消臭効果を感じられた。ただ、芳香剤効果があるものは臭くはないが、(なにかに誤魔化されてるだけで)嫌なニオイと混ざっていそうで(できれば)嗅ぎたくなかった。完全な無臭状態にしてくれるのがバイオの良かった点。なんだかんだ無臭が一番だと感じた」と、コメント。
筆者自身、バイオから「無臭」にこだわる姿勢が感じられて、これこそが本当の消臭剤だと思えた。もちろん、ここでの実験はあくまで筆者たちの主観であるため、すべての人に当てはまるわけではない。大便の状態によって、ニオイの強さもかなり違ってくるだろう。
しかし、大便のニオイを消そうと努力することは、次にトイレを使う人への優しさへとつながるのだ。少しでも多くの人が、その優しさに気づいてくれたらと思う。……まぁ、それはともかくとして、最近の消臭剤の効果はかなりすごいということが分かったので、皆さんもここで紹介したもの以外のものもお手にとって試してみてほしい。
(中村未来/清談社)
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