右も左もフクロウだらけ! 池袋にあるフクロウの像を巡ってみた
池袋って、フクロウ多すぎじゃない?
近年、フクロウカフェが各地にオープンし、その愛らしさや飼育が比較的しやすいことから、ペットとして人気が出てきた“フクロウ”。しかし、今のフクロウブームよりもはるか昔から彼らと仲良くしてきた街が「池袋」だ。
豊島区の公式サイトによれば、豊島区の形はフクロウが羽根を広げているように見えるとか、かつてはさまざまなフクロウが生息する土地だったとか、何かとフクロウと関係の深い地域らしい。池袋のふくろと、フクロウをかけたダジャレじゃなかったのか……。
そんな池袋には、かの有名な「いけふくろう像」以外にも、フクロウ像やフクロウモチーフが街にあふれている。そこで、3月某日、池袋に住まうフクロウを探索してきた。
やはりトップバッターは、JR池袋駅東口にいる「いけふくろう像」。待ち合わせ場所としても有名だが、駅構内が広すぎていけふくろうまでたどりつけない人も少なくない。
さらに、池袋の駅構内には、知る人ぞ知る“隠れフクロウ”も点在しているのをご存じだろうか?
フクロウだらけの池袋駅を抜けて、東口エリアのフクロウ探索へ。地上に出てすぐに発見できるのが「池袋東口交番」だ。またの名を“フクロウ交番”。
続いては、アニメイト池袋本店の近くにある、中池袋公園の入口にたたずむフクロウ。足元には分厚い本が置かれ、森の賢者の異名をほしいままにしている……ような気がする。
そして、2014年にリニューアルして話題となったのが2羽目のフクロウ交番こと東池袋交番。国道435号線横に位置し、なんともひょうきんな表情で池袋の交通安全を見守っている。
続いて、南池袋エリアのフクロウ探し。住宅街を歩いていると、ひょっこりあらわれるのが区民ひろば南池袋の門を守る守護神・みっくん像。視点が定まってないのが気になる。
そして、区民ひろばのすぐ近くにある豊島区立南池袋小学校内には「豊島ふくろう・みみずく資料館」があるのだが、残念ながら3月末まで閉館中。なにゆえ小学校の中に作られたかは不明だ。
続いては、池袋西口エリア。池袋の西口公園の広場には、さまざまなオブジェが並ぶなか、神々しく翼を広げたフクロウ様を発見。
公園を抜けた先、池袋西口のグルメ通りのアーケードにもフクロウが。
グルメ通りを抜けると、立教大学のキャンパスが見える。学生たちに混ざって歩いていくと5号館の角に4羽のフクロウが現れる。
そして、首をかしげた愛らしいフクロウがいるのは、祥雲寺の門前。この由緒正しき祥雲寺には、漫画家・石ノ森章太郎先生が眠っているという。
最後に訪れたのは、(おそらく)池袋内の公園でもっとも多くのフクロウ像を拝める、元池袋史跡公園。とまり木には、かつて池袋に生息していたというコノハズクやシロフクロウなど、8種類のフクロウが並ぶ。
壁に飾られているのは美術家や書家が描いたフクロウ作品。
公園の奥には「シマブクロウ」が凛々しくたたずむ。
だがしかし、残念ながらここに集まってくるのはフクロウではなくハト。
お寺から公園、アーケードにいたるまでどこもかしこもフクロウだらけなフクロウランド・池袋。しかし、ここで紹介したフクロウたちはごく一部だ。豊島区の公式サイトでは、池袋から雑司が谷まで網羅した、フクロウ像リストが掲載されているので、興味のある人は覗いてみてほしい。これからの時期、花見がてら池袋のフクロウ探しの旅に出てみるのも一興かもしれない。
(大貫未来/清談社)
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こころホーホーしてきた。
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