ボクシング「世紀の一戦」メイウェザー対パッキャオ ツイート数で勝ったのはどっち?
ファイトマネーは2人の報酬額だけで約240億円と、規格外だらけの試合。Twitterも大いに盛り上がりました。
ボクシング界「世紀の一戦」としてネット上でも大いに賑わせた、5月2日(現地時間)米国・ラスベガスで開かれたフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ。最終12ラウンドを終えて判定にまでもつれ込み、メイウェザー選手が3対0で勝利しました。一方でTwitter公式も、試合中における両選手の名前が入ったツイート数を統計して発表。判定だけでなくこちらの数字でもメイウェザー選手が上回る結果となりました。
試合はネバダ州ラスベガスの会場「MGM グランドガーデン・アリーナ」で、世界ウエルター級の王座統一戦として開催。メイウェザー選手(米国)は5階級制覇チャンピオンでありプロ47戦全勝、パッキャオ選手(フィリピン)は6階級制覇チャンピオンと、世界最高峰のボクサー2人がようやく拳を交える試合として、大きく注目を浴びました。ファイトマネーは2人の保障報酬だけで2億ドル(約240億円)。チケット価格も最低1500ドル(約18万)・最高1万ドル(約120万円)、入場料収入は約88億円といろいろ規格外です。
Twitter公式が統計したのは試合が行われた時間帯、2日午後9時〜10時15分(現地時間)の75分間。「Mayweather」「Pacquiao」の名前が入ったツイート数の合計は、前者が約340万件、後者が約160万件。メイウェザー選手が2倍以上と圧倒的に多かったようです。
両名のツイートが毎分何件だったか推移を示す折れ線グラフでも、メイウェザー選手がパッキャオ選手を下回ることは1分たりともありませんでした。最も多くつぶやかれたのは判定勝ちが決まった直後の9時52分で、「Mayweather」を含むツイートは1分間に11万件も投稿された模様。試合がネット上でも大きく注目されていたことがうかがえます。
また試合中に両者のTwitterアカウントがどの地域でどれほどつぶやかれたかを示す世界地図も公開されました。「@FloydMayweather(メイウェザー)」の数が多いと黄色く、「@MannyPacquiao(パッキャオ)」だと赤く表示。アメリカと東南アジアはもちろんのこと、欧州、南米、アフリカ、日本などいたるところが赤黄色に光り、世界中で観戦されていたことが分かります。
どの国も赤黄色交互に染まる中、ずっと赤々と光るのがパッキャオ選手の母国・フィリピン。国から熱い声援が絶えなかった様子。しかし試合終了後は世界のほとんどが黄色一色に。メイウェザー選手の勝利には地域問わずユーザーたちが一斉に沸いたようです。
Twitterではほかにも、ラスベガスの空港に試合目当ての個人ジェット機が密集する写真がツイートされ話題に。試合直前の両者のツイートがそれぞれ6万回以上リツイートされたり、世界的歌手であるジャスティン・ビーバーさんがメイウェザー選手との2ショットを公開したりと、「世紀の一戦」ぶりを感じるさまざまな投稿が確認できます。
(黒木貴啓)
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