伝説のSFアニメ映画「AKIRA」のリバイバル上映会が開催! デジタルリマスターのクリアな映像を体感せよ
218人以上がチケットを申し込まないと上映会は開催されません!
1988年に公開され、今なおアニメ映画の金字塔として名高い「AKIRA」。そのHD-SRリマスター版の上映会が、11月21日にテアトル新宿、12月5日に川口スキップシティで開催されるそうです。
作品の舞台は、巨大なビルが立ち並ぶ近未来の大都市・ネオ東京。暴走族のリーダー・金田正太郎と、その友人・島鉄雄が、ライバルチームとの抗争中に不思議な少年に出会ったことで物語が大きく動き出します。
軍隊と反政府ゲリラの抗争、超能力研究機関の秘密、金田と鉄雄の確執などが複雑に絡み合ってストーリーを盛り上げていきますが、なんといっても圧巻なのは鬼才・大友克洋が描くド派手なサイキックバトル。
その緻密でダイナミックなアートは、公開から27年を迎えた今でもまったく古びれず、クライマックスのショッキングな展開(グロ注意!)も含めて、世界各国で新たなファンを獲得し続けているそうです。
今回の上映会で特に注目したいポイントは、公開される「AKIRA」が「HD-SR版」ということ。映像は経年劣化したフィルムをデジタル化し、画面のクリーニング&カラーバランスの調整を施して超高画質に生まれ変わり、音声も5.1チャンネルで臨場感タップリにグレードアップしているそうです。
当時では破格の10億円の製作費を投じ、15万枚のセル画(なんとすべて手描き!)でつづられた「AKIRA」の映像美が、フルハイビジョンでどんな印象に変わるのか、若いアニメファンはもちろん、当時劇場で観ていた古参のアニメファンの方も新鮮な気持ちで楽しめるのではないでしょうか。
ちなみに今回の上映会は、アニメレビューサイト・あにこれが主催の「懐アニ上映会」という企画の第1弾。鑑賞希望者が一定人数集まったら上映するクラウドファンディング方式で、チケット申し込みの締め切りが「10月25日まで」と迫っているので、気になる方は注意が必要です。
さらに、川口の会場にはゲストとして主人公の金田役の声優・岩田光央さんが駆けつけてくれるそうです。今やすっかりネットスラングとして定着した「さんをつけろよデコ助野郎!」をナマで聞けるチャンスかもしれませんよ!
(大貫未来/清談社)
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AKIRAの舞台は「2019年、オリンピックを翌年に控えたネオ東京」。作中には「東京オリンピック会場建設地」の看板も登場していました。
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