元倉庫を改装したGitHub本社に潜入してみた 中には「考える人」ならぬ「考えるOctocat」がいる
サンフランシスコにあるGitHub本社に行ってきた。
今年の6月に日本支社を構えたGitHub。現在、日本オフィスは看板の手配や細かいレイアウトを調整中とのことで、完成を楽しみにしている人も多いだろう。ところで、サンフランシスコにあるGitHub本社はどのような造りになっているのだろうか。現地に行く機会があったので、日本オフィスの完成を前に本社を見てきた。
GitHub本社は米国カリフォルニア州サンフランシスコのサウス・ビーチの辺りにある。建物の周りにはあまり人の気配がなく、通りには多くて2〜3人がパラパラと歩いている程度。街並みは工事中の建物が目立ち、古いビルや倉庫なども残っている。そんな中で、グレーのマットな壁の、ひときわきれいな建物がある。これがGitHub本社だ。
もともとこの地区はコンテナや倉庫が集まっていた地区で、IT企業がこの周辺に集まりだしたのはつい最近のこと。そのため、入居するIT企業に合わせて工事や建設が急ピッチで進められているのだという。実はこの建物ももともとは倉庫で、それを改装して現在のオフィスになったのだそうだ。
中に入るとすぐに、小さな受け付け(?)のような空間がある。そこを3〜5メートルほど歩くと、開けた待ち合いスペースが用意されている。
タブレットで受け付けを済ますとペットボトルに入った水を手渡され、向かいのソファに座って担当者を待つよう指示される。広々としたスペースの壁紙はピンクベージュのストライプ。周りにはアンティークな家具やOctocatの肖像画が飾られ、どことなくメルヘンチックな空気が漂っている。
GitHubのオフィスはほとんどドアがなく、オープンスペース。待合室からもチラリと中をのぞくことができる――と、気になるものが。
オフィスに入り、一番に出会うのがこのOctocat。全長3メートルほどの大きさだ。
奥に少し進むと、ちょっとした打ち合わせ場所がある。さらに進んだところに、イベントを行う広い空間が用意されている。イベントスペースの後ろには蛇腹になった撮影用の器材置場が備え付けられている。
オフィス階に上がるとキッチンがある。この階は主に仕事場として活用されており、真ん中にはデスクワークスペースが四角く設置されている(撮影不可)。また、個室の仕事場や会議室、ちょっとしたシアタースペースも併設されていて、この階にいればたいていのことは完結できそうだ。
ちなみに、GitHub本社では犬を連れてきてもいい。この日は2匹の犬が仕事中足元で寝ていたり、一緒にエレベーターに乗って移動したり、頭をなでてもらいにきたりと、のびのびと共存していた。
アニメーションスタジオの向かいには撮影スタジオがある。ここでGitHubの動画を日々撮影し、ネット上にアップしている。動画へのこだわりからか、機材の種類も多い。
続いては屋上。これが、素晴らしく開放的な空間だった。
再び社内へ戻る。この階には3Dプリンターや工作道具を使うスペース、ジム、リフレッシュ(ゲーム)、図書、マッサージスペースが設けられている。もちろんお菓子やフルーツ置き場もある。
天井は、日本のスタートアップ企業やインキュベーションオフィスでも流行りの配管むき出し。しかし日本と大きく違うのは、コスト削減のためにこのような造りになっていることだ。日本ではわざわざ部屋の天井をはがしてこのようにしているところも多いが、ここはもともと倉庫。天井を作るのにお金がかかるため、この方が安価なのだという。よく見ると柱などにも味のある傷がついており、倉庫の名残が見受けられる。
GitHubがこのオフィスに移ったのは約2年前。日本のオフィスの完成が待ち遠しい。
(太田智美)
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