“散歩不要”だから猫を飼う人が増加? 記事をきっかけに犬好き猫好きが“散歩不要”をめぐりヒートアップ
猫好き「そんな手間を惜しむような人間に、お猫様を一生満足させることなど出来はしまい」。
散歩不要などを理由に猫を飼う人が増加しているとするニュース記事がきっかけとなり、SNS上では「散歩不要」をめぐり犬好き猫好きが熱い意見を次々と投稿しています。
事の発端は朝日新聞が26日付で掲載した記事。小型犬ブームが落ち着き、猫を飼う人が増加傾向にあるとしたうえで、散歩やしつけの手間がかかる犬に比べ、猫は散歩不要で単身者でも飼いやすいという背景があると述べています。
一般社団法人ペットフード協会による2014年度調査によると、2014年10月現在、全国の犬の飼育頭数は約1346万頭、猫の飼育頭数は約995万9000頭。犬の飼育頭数は2012年より減少傾向にあるのに対し、猫を飼う人が増加していることが読み取れます。
しかし、猫好きはこのような「散歩不要」の文言が「猫は世話が楽」という安易なイメージに結びついてしまうを危惧しており、「散歩不要だから犬より猫がいい、と思ってる人は、猫のオシッコの凝縮された臭さと爪とぎバリバリの壁紙とカーテンよじのぼりスパイダーと消しゴムがすぐに無くなるミステリーを体験するといいよ。」「そんな手間を惜しむような人間に、お猫様を一生満足させていけることなど出来はしまい。」「猫は散歩不要で楽だから飼うって世話したくないならかわなきゃいいじゃん。」と思いのたけを投稿。猫の飼育の大変さを強調しています。
一方、犬好きからは「愛犬と散歩する時間が幸せなんじゃないか」という意見が。そもそもペットは愛しているからこそ家族の一員に迎えるのであって、“手間がかかる”や“世話が楽”などの観点から考えるものではないのかもしれません。中には私たちをなごませ、癒してくれるペットへの感謝をあらためて述べている人も見受けられました。
ニュース記事から発展した今回の白熱した議論。犬好き猫好き両者ともに大切なペット・家族への愛情が「何か意見を発信しなければ」という使命感のトリガーになっていることは間違いないでしょう。
(高城歩)
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