TOEICテスト、2016年5月29日より一部出題形式を変更
より実際的な出題形式を採用とのこと。
国際ビジネスコミュニケーション協会は11月5日、2016年5月29日よりTOEICテストの出題形式を一部変更することを発表した。
今回の変更により、リスニングセクションでは写真描写問題(Part 1)と応答問題(Part 2)の設問数が減り、会話問題(Part 3)の設問数が増える。また、会話問題では発言が短くやり取りの多いものが加わるほか、3人での会話に対する設問も取り入れられる。
他には、聞いたことと問題用紙にある情報を関連づけて解答する設問や、話し手が暗示している意図を問う設問が加わるほか、Elisions(省略形:going toがgonnaなど)、Fragments(文の一部分:Yes, in a minute;Down the hall;Could you? など)を含む会話も流れるとしている。
リーディングセクションでは、短文穴埋め問題(Part 5)の設問数が減り、長文穴埋め問題(Part 6)の設問が3問から4問に増える。また、読解問題で3つの関連する文書を読んで理解する設問や文書中で書き手が暗示している意図を問う設問、文書の全体的な構成を理解しているか問う設問、テキストメッセージやインスタントメッセージ(チャット)、オンラインチャット形式で複数名がやり取りを行う設問などが加わる。読解問題の設問数は、設問数が増える。
これまでと同じ点は、リスニングセクション(約45分間・100問)とリーディングセクション(75分間・100問)の計2時間200問、途中休憩なし、マークシート方式、発音は米国・英国・カナダ・オーストラリアの4カ国、テストは英文のみで構成など。
今回の変更について国際ビジネスコミュニケーション協会は「今回の変更では、過去10年間で頻繁に使われるようになってきたコミュニケーション方法をテスト問題として取り入れています。今後も時代と共に変化するコミュニケーション方法に合わせて、より実際的な出題形式を採用します」とコメントしている。
(太田智美)
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