ティラノサウルス進化のカギ握る新種の化石発見 想像図が初公開される
全長3メートルほどの化石で大型化の理由が判明するかもしれない。
» 2016年03月15日 19時24分 公開
[ねとらぼ]
大型の肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(T・レックス)の進化の謎を解明する手がかりとなるかもしれない新種の化石が発見された。その新種の化石はティラノサウルスの近縁種で新属新種に分類され、「ティムルレンギア」と命名された。米国立学術文化研究機関スミソニアン協会はその想像図を公開している。
発見を伝える3月14日に英エディンバラ大などのチームが米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載した論文によると、T・レックスが大型化した理由のひとつは聴力の発達が大きく関わっているとのこと。
白亜紀(約1億4500万年〜6600万年前)の後期に生息していたT・レックスは全長12〜13メートルと大型化し、体重も7トンを上回ることもあった。しかし、約1億7000万年前に登場した最初のT・レックス類は2メートルに満たない大きさだったという。小型のT・レックスがいかにして大型化していったのか、その過渡期に当たる白亜紀中期の化石が見つかっておらず、研究者にとって謎とされてきた。発見されたのはまさにその空白の期間を埋めるものだったとのこと。
中央アジア・ウズベキスタンで見つかったその化石は、白亜紀中期(9200万年〜9000万年前)の地層から発掘された。全長約3メートルほどと推測されており、成長途中の個体と見られている。頭蓋骨の形態から捕食のために大きな脳とするどい聴覚を持っていたと指摘している。
advertisement
関連記事
国立科学博物館で「海のハンター展」7月より開催 日本初となるホホジロザメの標本展示も!
迫力ありそう。体を洗いながら恐竜発掘! まるで地層な石けん「考古学石けん」が楽しそう
いつ恐竜が出てくるか楽しみ!恐竜のペニスは2本あった!? コンドームのオカモトが恐竜の交尾を本気で再現した世界初のCMを公開
「こうなったらYouTubeで恐竜の交尾映像を流すしかない」という謎の結論。恐竜にかぶりつけ! 福井駅ご当地弁当「恐竜めし」がワイルドに食べたくなる
まぁ、七面鳥なんですけどね。恐竜がテーマのレストラン・酒場「ダイナソー」8月17日オープン 恐竜ロボットに乗って散歩もできるぞ!
原寸大のティラノサウルスなど約20体の恐竜ロボットを設置。クマムシや恐竜の骨を顕微鏡でのぞくと…… 「生物学者のプレパラート帳」第二弾が登場
学者気分になれそう!新種の恐竜卵の化石、兵庫県丹波市で発見 「ニッポノウーリサス・ラモーサス」と命名
ロマンを感じる。実物の化石、国立科学博物館で日本初展示 「ピカイア」「アノマロカリス」「イーダ」など
私たちが持つ22の染色体の起源をめぐる。愛称は“ヘルボーイ” トリケラトプスの仲間が新たに見つかる!
名前はレガリケラトプス。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
ありふれた鍵の穴に、毛糸でビーズを編み付けると…… 自慢したくなるふわふわアレンジが話題【海外】
着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
スーパーで売れ残った瀕死のケガニを水槽に入れたら……翌日、まさかの展開 胸を打つ光景に「鳥肌立った」「泣きそう」
マインクラフトで作った“超有名ゲームでおなじみの場所” 2カ月かけて建築した大傑作に絶賛「背景まで……」「全部ブロックだ!」
海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
ふと横にいる1歳息子を見ると……“まさかの姿”が100万表示 ママ絶叫の光景に「あああ!!」「これは尊すぎてやばい」
太巻きずしを手軽に作る方法が目からウロコ “身近なもの”で簡単にできる技に「天才的」「もっと早く知りたかった」
古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
散歩中、花を見つけた柴犬が…… “1秒後の展開”に感涙の声「ほわああああ泣ける」「あと100000000000年生きるべき」
先週の総合アクセスTOP10
- 【ハンドメイド】余った布が大変身! 捨てるのがもったいなくなる活用法に「天才じゃないですか!」「素敵なアイデア」
- 高校生のときに出会った“同級生カップル”→「親に頼らん!」と必死に貯金して…… 19年後、現在の姿に反響
- 岡田紗佳、一連の騒動を生中継で謝罪 頭を深く下げ「申し訳ございませんでした」
- 庭に置かれた“普通の物置” → DIYで“まさかの姿”に大変貌 「え?物置ですか?」「すごすぎ」
- “部屋が汚すぎて”彼氏に振られた女性→1人孤独に片付けを続け、600日後…… まさかの光景に「感動しました」
- 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
- 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
- 普通の折り紙1枚を、パタパタ折っていくと…… プレゼントにぴったりな美しいアイテム完成に「すげぇつくりたい」「かわいい」
- クルマのドアが開かない……! 車内から緊急脱出する“驚きの方法”に目からウロコ 「貴重な情報」「良い知識」
- 大人なら5秒で解きたい!「9+0÷2−3」の答えは?【算数クイズ】
先月の総合アクセスTOP10
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議